「口が悪い」と「モラハラ」は何を意味する言葉でどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「口が悪い」と「モラハラ」の違いを解説します。
「口が悪い」とは?
「口が悪い」とは、「気遣いのない物言いをするさま」「言葉遣いが悪いこと」といった意味で使われる言葉です。
「口が悪い」の使い方
口から出る言葉が悪いことを意味します。
話す内容の程度が低いことや気遣いのないことを表すほか、言葉の選び方や使い方が悪いことの意味もあります。
一般的には遠慮や気遣いなく何でもずけずけと話すような態度に対して用いられる表現で、悪意の有無よりも実際に口から出る言葉の質の悪さを強調した表現です。
「モラハラ」とは?
「モラハラ」とは、「倫理にかける嫌がらせで人を追い詰める行為」を指す言葉です。
「モラハラ」の使い方
嫌がらせやいじめなど人に迷惑をかける悪質な行為のことを「ハラスメント」といいます。
性的な嫌がらせのことを「セクシャルハラスメント」権力など力関係を利用したいじめのことを「パワーハラスメント」というように、倫理や道徳に反する行為を通じた嫌がらせのことを「モラルハラスメント」略して「モラハラ」といいます。
一般的には倫理に欠ける言動で相手の心を傷つけたり無視して不安がらせたりなど、直接的な暴力ではない道徳にかける行為で相手を精神的に追い込むような嫌がらせを表す言葉です。
「口が悪い」と「モラハラ」の違い
「口が悪い」が言葉遣いや口のきき方が悪いことを表すのに対し「モラハラ」は倫理に欠ける振る舞いで相手を精神的に傷つけることを表します。
「口が悪い」は言葉の使い方のみを意味する表現で不作法や無教養による場合もありますが「モラハラ」は加害者と被害者という関係が成立する悪質行為です。
「口が悪い」の例文
・『根は優しいのに口が悪い』
・『口が悪いのを直さないと嫌われる』
「モラハラ」の例文
・『優しく見えるがモラハラ気質だ』
・『モラハラは表面化しにくいので厄介だ』
まとめ
「口が悪い」と「モラハラ」では意味合いが全く異なります。
それぞれの定義を正しく理解しきちんと区別しましょう。