「クラウドソーシング」と「クラウドファンディング」の違いとは?分かりやすく解釈

「クラウドソーシング」と「クラウドファンディング」の違い専門用語・業界用語

インターネットの発達により我々のビジネスのあり方は過去のものとは大きく変化しつつあります。

今回はそんな新しい言葉で意味が違っているもの2点を見ていきましょう。

この記事では「クラウドソーシング」「クラウドファンディング」の違いを分かりやすく説明していきます。

「クラウドソーシング」とは

これは『インターネットを介して仕事の発注や受注を行う仕組み』を表す言葉です。

英語では『Crowdsourcing』と言い、あえて直訳するならば『群衆への仕事のアウトソーシング』という意味になります。

『クラウドソーシング』は『クラウドソーシングサイト』とよばれる企業が発注者と受注者の仲立ちをして様々な仕事を紹介したり仲介しています。

仲介業者がいることにより、直接取引を行うよりもトラブルが少ないというメリットもあります。

まだコネクションの少ない個人事業主なども比較的労力をかけることなく仕事を依頼したり受けたりできるというのも特徴的です。

これにより過去と比べて個人事業を営むというハードルがぐっと下がったと言えます。

各『クラウドソーシング』の会社により方法は様々ありますが、基本的な流れは発注者が仕事の依頼をサイトに掲載。

受注者が仕事に応募。

発注者が仮払いを行い、受注者は仕事を進めて納品をサイトで行う。

発注者は納品物を確認し問題なければ支払いを行うというものになっています。


「クラウドファンディング」とは

これは『インターネットを介して資金調達を行う仕組み』です。

英語では『Crowdfunding』と書き、『群衆からの資金調達』という意味になります。

大きく5つがあり寄付型、購入型、融資型、ファンド型、株式投資型が知られています。

寄付型や購入型はルールがそこまでありませんが、融資型やファンド、株式投資型は『プラットフォーマー』と呼ばれる認可を受けた企業しかできないというのも特徴です。

『クラウドファンディング』の仕組みは革命的で、既存の銀行などから融資を受ける『間接金融』から資金を調達したい側と融資をする側を直接つなぐ『直接金融』を促進するものとして大変注目をされています。

大会社であれば比較的融資を受けることは難しくありませんが、今までは個人事業主だとハードルが高い状態でした。

『クラウドファンディング』にてビジネスモデルで収益性だけでなく、共感性という利益だけを求める今まで既存の銀行が重視していない部分を強調できるのも特徴的です。


「クラウドソーシング」と「クラウドファンディング」の違い

この二つは『ネットにあるサイトで仕事を発注したり受注できる仕組み』か『ネットで資金調達を行う仕組み』という違いではっきりと分けることが出来ます。

この二つの仕組みは今までの働き方を大きく変える可能性を秘めています。

前者は個人事業や副業のハードルを下げ、前者は資金調達のハードルをグッと低くしました。

もちろんビジネスであることには変わりはありませんので一定の顧客満足やビジネスの見通しなど厳しい審査にさらされることには変わりはありませんが、個人とビジネス、資金調達という言葉の距離が過去数十年間と比べると格段に近くなったと言えます。

まとめ

如何でしたでしょうか。

既存の働き方や資金調達の在り方を変える可能性があるのが『クラウドソーシング』と『クラウドファンディング』でした。

過去30年間全くGDPが成長せず、平均賃金も変わらない日本。

この現状を打破できるかもしれない仕組みが今回の2つです。

是非一度調べてみてはいかがでしょうか。