この記事では、「クミン」と「コリアンダー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「クミン」とは?
セリ科の植物の一種です。
特にその種子を指していいます。
種子は長さが5~6mmほどの長楕円形で、薄い黄色です。
古くから利用されてきたスパイスで、古代エジプトの医学書に記載されています。
古くから香辛料として使用していたようです。
この種子はカレーの香りがします。
カレーに使用されているスパイスで、香りや風味をつけるための重要な存在です。
スパイスとして使用されているものには、種子の形そのままのものと、粉末になっているものとがあります。
香りを引き出したいのか、風味を加えたいのかなど、用途によって使い分けます。
料理に加える前に炒っておくと香りがより引き立ちます。
カレー、スープ、炒め物、パンなど、世界でさまざまな料理に活用されています。
インド料理、トルコ料理、スペイン料理など、さまざまな料理との相性がよいです。
特にソーセージやピクルスによく使われています。
この香辛料はハーブティーにも利用をします。
消化を促す働きが期待できるとされています。
ヨーロッパやインドでは健胃や駆風のために利用していたようです。
「クミン」の言葉の使い方
セリ科の植物の一種を指して使用する言葉です。
特に種子を指していいます。
スパイスとして売られているものには、ホールタイプと粉末タイプがありますが、どちらもこの名で呼んでいます。
「コリアンダー」とは?
セリ科の植物の一種です。
地中海沿岸が原産地とされています。
葉はミツバのような形をしており、切ると強い香りがします。
カメムシのようなにおいと表現する人もいます。
種子は乾燥させてスパイスとして活用されています。
種子は葉とは香りが異なり、まろやか香りがします。
丸い形をしています。
古くから利用されてきた植物の一種で、紀元前1500年ごろの書物に記載されています。
葉も種子も食用にされており、さまざまな料理に活用されています。
葉を使った料理には、サラダ、炒め物、スープなどがあります。
エスニック料理に使われることが多いです。
葉の香りは長時間加熱すると弱くなります。
種子を使った料理には、カレー、マリネ、チキンのハーブ焼きなどがあります。
クセのない風味なのでさまざまな料理との相性がよく、得にピクルス、ソーセージ、ひき肉料理などとは相性がよいです。
「コリアンダー」の言葉の使い方
セリ科植物の一種を指して使用する言葉です。
葉も種子もこの名で呼んでいます。
「クミン」と「コリアンダー」の違い
どちらもセリ科植物で種子をスパイスとして利用しています。
種子の見た目は異なり、前者は長楕円形で、後者は丸です。
香りは前者はカレーの香りで、後者は甘い香りです。
どちらもカレーのスパイスとして使われています。
まとめ
セリか植物で種子をスパイスとして使用する点が似ていますが、種子の見た目や香りなどは違います。