この記事では、「そのうち」と「いずれ」と「いつか」の違いを分かりやすく説明していきます。
「そのうち」とは?
「そのうち」は「其の内」と書き、意味は以下の通りです。
1つ目は「近い日に」という意味で、今から近い将来の日時でそれが実現することです。
2つ目は「そうこうしている間」という意味で、様々な行動をしている間にそれが実現することです。
上記に共通するのは「実現するまで日時がかからない」という意味です。
「そのうち」の使い方
「そのうち」は副詞として「そのうち行く」「そのうち起きる」などと使われます。
基本的に、実現するまで日時がかからない近い将来のことに使われる言葉です。
「そのうち」の例文
・『ベッドに寝かせて暗くしておけばそのうち寝る』
「いずれ」とは?
「いずれ」は「何れ」と書き、意味は以下の通りです。
1つ目は、不定代名詞として「どちら」という意味で、2つのものごと両方のことです。
2つ目は「複数の過程を経た結果」という意味で、これから先に何らかの変化があったとしても結局行きつくところのことです。
3つ目は「あまり遠くない将来」という意味で、確かではないが、今からさほど遠くない未来にそれが起きることです。
上記に共通するのは「結果として行きつくところ」という意味です。
「いずれ」の使い方
「いずれ」は代名詞として「いずれの場合も」などと使われたり、副詞として「いずれバレる」「いずれ壊れる」などと使われます。
基本的に、結果として至るところや、さほど遠くない将来のことに使われる言葉です。
「いずれ」の例文
・『いずれ改めてご挨拶にうかがいます』
「いつか」とは?
「いつか」は「何時か」と書き、意味は以下の通りです。
1つ目は「確かではない未来のある時」という意味で、決まっていないけれどもあることを実現させる意思があることです。
2つ目は「確かではない過去のある時」という意味で、はっきりと覚えていないけれど以前経験したことがあることです。
3つ目は「気づかないうちに時間が経っていること」という意味で、いつの間にかある状態になっていることです。
4つ目は「疑問の意味で、過去・未来の事柄が起きた時点を疑問に思うことです。
上記に共通するのは「不確かな時間」という意味です。
「いつか」の使い方
「いつか」は副詞として「いつか見たい」「いつか見た」などと使われます。
基本的に、確かではない過去・未来のある時点や、気付かないうちに時間が経ってある状態になっていることに使われる言葉です。
「いつか」の例文
・『いつかヨーロッパ旅行に行ってみたい』
「そのうち」と「いずれ」と「いつか」の違い
「そのうち」は「実現するまで日時がかからない近い将来のこと」という意味です。
「いずれ」は「結果として至るところ」「さほど遠くない将来のこと」という意味です。
「いつか」は「確かではない過去・未来のある時点」「気付かないうちに時間が経ってある状態になっていること」という意味です。
まとめ
今回は「そのうち」と「いずれ」と「いつか」について紹介しました。
「そのうち」は「近い将来」、「いずれ」は「結果として行きつくところ」、「いつか」は「確かではない時点」と覚えておきましょう。
