この記事では、「エッセイ」と「小説」と「コラム」の違いを分かりやすく説明していきます。
「エッセイ」とは?
「エッセイ」の意味は以下の通りです。
1つ目は「自由な形式で、自分の意見や感想などを述べた文章」という意味で、「随筆」とも呼ばれ、自分の日常生活で起きたことや、あるものごとに対して思ったことなどを、型式にとわれず自由に書き記したものです。
2つ目は「特定の主題について述べる論説」という意味で、ある主題について自分が調べたり考察したりしたことを述べる文章のことです。
上記に共通するのは「自分の意見を述べる」という意味です。
「エッセイ」は英語「essay」が日本語化した言葉で「小論」「評論」「随筆」という意味です。
「エッセイ」の使い方
「エッセイ」は日本語の場合、名詞として「エッセイを書く・書いた」「エッセイ集」「エッセイスト」などと使われます。
基本的に、日常で起きたことや、社会で注目されていることなどについて、形式にとらわれず自分の意見や感想を交えて自由に書き記した文章に使われる言葉です。
「エッセイ」の例文
・『彼女は週刊誌で旅行エッセイを掲載している』
「小説」とは?
「小説」は「しょうせつ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「文学のジャンルで、作者の自由な構想と型式で、人間関係や社会模様を著したもの」という意味で、自分でストーリーを作成して起承転結で描写したもののことです。
2つ目は「中国で、口頭で語られた話を書き留めた文章」という意味です。
上記に共通するのは「まとまった物語」という意味です。
「小説」の使い方
「小説」は名詞として「小説を書く・書いた」「小説家」「フィクション小説」などと使われます。
基本的に、作者の自由な構想と型式で、人間関係や社会模様を著したものに使われる言葉です。
「小説」の例文
・『彼はSF小説家として成功した』
「コラム」とは?
「コラム」の意味は以下の通りです。
1つ目は「古代ギリシャ・ローマの建築物に見られる、大きな石の円柱」という元の意味です。
2つ目は転じて「新聞・雑誌で、短い囲み記事のこと」という意味で、短い論評を掲載する欄のことです。
新聞など印刷物で、「短い評論を掲載した縦の欄」が「円柱型」をしていることから呼ばれる様になりました。
「コラム」の使い方
「コラム」は名詞として「コラムを書く・書いた」「コラムに掲載する」「コラムニスト」などと使われます。
基本的に、新聞・雑誌などにおける、寸評を掲載する囲み記事に使われる言葉です。
「コラム」の例文
・『新聞で、今日の運勢のコラムを楽しみにしている』
「エッセイ」と「小説」と「コラム」の違い
「エッセイ」は「日常で起きたことや、社会で注目されていることなどについて、形式にとらわれず自分の意見や感想を交えて自由に書き記した文章」という意味です。
「小説」は「作者の自由な構想と型式で、人間関係や社会模様を著したもの」という意味です。
「コラム」は「新聞・雑誌などにおける、寸評を掲載する囲み記事」という意味です。
まとめ
今回は「エッセイ」と「小説」と「コラム」について紹介しました。
「エッセイ」は「随筆」、「小説」は「人間関係や社会模様を著したもの」、「コラム」は「新聞・雑誌の囲み記事」と覚えておきましょう。