この記事では、「サメ」と「エイ」と「マンタ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「サメ」とは?
「サメ」は「鮫」と漢字表記します。
「サメ」は、「サメ科の軟骨魚の総称」という意味があります。
体が細長く、背びれが発達しています。
口は頭の下側に存在し、エラ穴が体の側面に並んでいます。
肉食で、歯が折れても、常に新しいものに生え変わる機能があります。
また、卵胎生が多いが、卵生、胎生のものもいます。
代表的なのが、ホオジロザメ、ノコギリザメなどで、日本近海には、ウバザメやオナガザメなどがいます。
「サメ」の言葉の使い方
「サメ」はサメ科の軟骨魚の総称のため、そのような魚を見たときに使います。
海水浴の季節に、海水浴場近くの海に、このような魚が現れた場合は、「海水浴場近くにサメが出現したため、遊泳禁止とします」などというニュースが流れるかもしれません。
「エイ」とは?
「エイ」は「エイ目の軟骨魚の総称」という意味があります。
体がひし形や円形をしていて、尾が長いという特徴があります。
また、目は背中側になり、口とえらは腹面にあります。
そのため、海の下から「エイ」を見たときに、顔のように見えますが、実は目は、背中側にあるということになります。
世界には約350種類の「エイ」がいて、代表的なのが、アカエイ、イトマキエイ、シビレエイなどになります。
「エイ」の言葉の使い方
水族館で、エイ目の軟骨魚を見た場合は、「水族館で、エイを見た」という文章にできます。
「マンタ」とは
「マンタ」は「Manta」とラテン語表記します。
「マンタ」は「オニイトマキエイ」の別名となります。
「マンタ」は、エイ目イトマキエイ科の海水魚で、世界中の海で暮らしています。
「エイ」の仲間の中で、最大の大きさを誇り、全長6m以上あります。
ただし、大きな体にもかかわらず、プランクトンを食べる食性があります。
「マンタ」の言葉の使い方
オニイトマキエイのことを、別名で呼ぶとき「マンタ」と呼びます。
ダイビングに行くときに、オニイトマキエイと一緒に泳ぐことが夢という場合は、「マンタと泳ぐのが夢です」という文書にすることができます。
「サメ」と「エイ」と「マンタ」の違い
「サメ」は、「サメ科の軟骨魚の総称」という意味があります。
「エイ」は「エイ目の軟骨魚の総称」という意味があります。
さらに「マンタ」は「オニイトマキエイ」の別名となります。
「サメ」は「サメ科」で、「エイ」と「マンタ」は「エイ目」の魚という違いがあります。
また、「エイ」には様々な種類がいて、その中の一つが「オニイトマキエイ」こと「マンタ」となります。
このように、「エイ目の軟骨魚」を総称するときは、「エイ」と呼び、オニイトマキエイについて話すときは「マンタ」という言葉を使いましょう。
まとめ
「サメ」と「エイ」と「マンタ」の違いについて見てきました。
3つの言葉には、明確な意味の違いがありました。