この記事では、「貯まる」と「増える」と「殖える」の違いを分かりやすく説明していきます。
「貯まる」とは?
「貯まる」は「たまる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「金銭を蓄えることにより金額が大きくなる」という意味で、現金や資産価値のあるものを、使わずにそのまま蓄積させておくことで、額面金額が大きくなることです。
2つ目は「水や食料などの蓄えが大きくなる」という意味で、貯水池に流れ込む水の量や、在庫として蓄えてある食糧などが、消費される数量が少ない為に元の量より大きくなることです。
上記に共通するのは「蓄えが大きくなる」という意味です。
「貯まる」の使い方
「貯まる」は動詞として「貯まる・貯まった」と使われたり、副詞として「小銭ばかり貯まって困る」などと使われます。
基本的に、金銭や水、食料など人にとって大切なものの蓄えが大きくなることに使われる言葉です。
「貯まる」の例文
・『通販サイトでのポイントが貯まる』
「増える」とは?
「増える」は「ふえる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「数量が大きくなること」という意味で、数字として数えられるものの値が大きくなることです。
2つ目は「度合いが大きくなること」という意味で、抽象的なものや、集合的なものの度合いが、明らかに大きくなったと思えることです。
上記に共通するのは「量が多くなる」という意味です。
「増える」の使い方
「増える」は動詞として「増える・増えた」と使われたり、副詞として「ニキビが増えて悩む」などと使われます。
基本的に、数量の値が大きくなることや、度合いが大きくなることに使われる言葉です」
「増える」の例文
・『お正月休みの間に体重が一気に増える』
「殖える」とは?
「殖える」は「ふえる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「財産などを運用して多くする」という意味で、金銭や資産などを運用して元の金額よりも多くすることです。
2つ目は「繁殖する」という意味で、生物が交配したり分裂したりして、数が増して行くことです。
上記に共通するのは「行動して数を多くする」という意味です。
「殖える」の使い方
「殖える」は動詞として「殖える・殖えた」と使われたり、副詞として「カビが殖えて困る」などと使われます。
基本的に、財産などを運用して多くすることや、生物や菌が繁殖することに使われる言葉です」
「殖える」の例文
・『白鳥の保護活動が進み数が殖えた』
「貯まる」と「増える」と「殖える」の違い
「貯まる」は「金銭や水、食料など人にとって大切なものの蓄えが大きくなること」という意味です。
「増える」は「数量の値が大きくなること」「度合いが大きくなること」という意味です。
「殖える」は「財産などを運用して多くすること」「生物や菌が繁殖すること」という意味です。
まとめ
今回は「貯まる」と「増える」と「殖える」について紹介しました。
「貯まる」は「資産価値のあるものが多くなる」、「増える」は「数量が多くなる」、「殖える」は「繁殖する」と覚えておきましょう。