「へそ曲がり」と「あまのじゃく」の違いとは?分かりやすく解釈

「へそ曲がり」と「あまのじゃく」の違い生活・教育

この記事では、「へそ曲がり」「あまのじゃく」の違いを分かりやすく説明していきます。

「へそ曲がり」とは?

「へそ曲がり」「臍曲り」と書き、意味は以下の通りです。

1つ目は「性格が素直でなく、ひねくれていること」という意味で、ものごとを違う方向へ捉える傾向がある人のことです。

2つ目は「考え方や言動がゆがんでいること」という意味で、人に嫌われる様な言動をする傾向がある人のことです。

3つ目は「風変わりで他の人と合わせられないこと」という意味で、考え方や行動が普通とは違い過ぎて、協調性がない人のことです。

上記に共通するのは「素直でない」という意味です。

「へそ曲がり」は、素直でない様子から、真っすぐではないという意味になり、本来人の身体の真ん中にあるはずのへそが曲がっている様子に例えて使われる様になりました。


「へそ曲がり」の使い方

「へそ曲がり」は慣用句として「へそ曲がりだ・である」「へそ曲がりな考え方」「急にへそを曲げる」などと使われます。

基本的に、性格が素直でなくひねくれていることや、人に嫌われる言動をする傾向がある人に使われる言葉です。


「あまのじゃく」とは?

「あまのじゃく」天の邪鬼の意味は以下の通りです。

1つ目は「民話に出てくる悪い鬼のこと」という元の意味で、物まねが上手く、人間の心を読み取る能力があり、相手が考えていることと反対のことをわざとする性質がありました。

2つ目は転じて「わざと人に逆らう言動をする人」という意味で、人の言ったことや指示とは全く反対のことをわざとする性格の人のことです。

3つ目は「人の言動を反対の意味で捉える人」という意味で、人が褒めた言葉を嫌味と捉えるなど、人の誉め言葉や好意を否定的に捉える性格の人のことです。

「あまのじゃく」の使い方

「あまのじゃく」は名詞・形容動詞として「あまのじゃくだ・である」と使われたり、形容詞として「あまのじゃくな子供」などと使われます。

基本的に、日常で使われる場合、わざと人に逆らう言動をする人や、人の好意を否定的に捉える性格の人に使われる言葉です。

「へそ曲がり」と「あまのじゃく」の違い

「へそ曲がり」「性格が素直でなくひねくれていること」「人に嫌われる言動をする傾向がある人」という意味です。

「あまのじゃく」「わざと人に逆らう言動をする人」「人の好意を否定的に捉える性格の人」という意味です。

「へそ曲がり」の例文

・『へそ曲がりの子供が遠足に行かないと言い出す』
・『彼はへそ曲がりなので誘ってもこない』
・『部長はへそ曲がりで急ぎの書類を後回しにする』
・『彼女がへそ曲がりでデートの時に文句を付けてばかりいる』

「あまのじゃく」の例文

・『彼は行くなと言えば行くあまのじゃくだ』
・『子供があまのじゃくで晴れた日に長靴を履いていく』
・『あまのじゃくな彼はやる気を出させるのに苦労する』
・『誉め言葉なのに嫌味と取るとはあまのじゃくだ』

まとめ

今回は「へそ曲がり」「あまのじゃく」について紹介しました。

「へそ曲がり」「ひねくれている」「あまのじゃく」「わざと人に逆らう」と覚えておきましょう。