この記事では、「白星」と「黒星」と「金星」の違いを分かりやすく説明していきます。
「白星」とは?
中が白い星の模様を指し星取表では○や☆で表記できます。
相撲で勝った時の印が白星で、そこから転じて勝ったこと、大きな功績を挙げたことなどの意味もあります。
そのため野球でも白星を重ねる投手などの使い方ができます。
なお、白星は勝った力士であれば誰にでも付くもので、横綱が格下に勝っても白星となります。
貴重な白星という言葉はなかなか勝てていない状況での白星となります。
白星と書いてはくせいと読むケースもありキャラクター名や商品名などにいくつか使われていて、植物のクラッスラにも白星という商品名のものがあります。
「黒星」とは?
星取表に書き入れる黒く塗りつぶした丸。
●や★で表記したものを黒星といいます。
相撲の星取表の黒星は負けることを意味し、その他競技であって負けることを黒星ということがあります。
負けた視点で格上だろうと格下だろうと黒星という言葉には変化がなく、連勝中に負ける、優勝が遠くなる負けをしてしまった場合、痛い黒星という表現をすることがあります。
黒星が重なると相撲では休場、野球では二軍落ちするケースもあり、再調整を行う、休養を取るなどの対策を行います。
また、横綱があまりに黒星を重ねると引退勧告、関取が黒星を重ねると降格という仕組みになっています。
果物の病気で黒星病というものがあり葉に斑点が現れて果実が痛むという症状になっています。
黒星は負けイメージが有るため店の名前としてはほぼ使われておらず、輝かず黒い星というミステリアスなイメージをネーミングに活かす例はあります。
「金星」とは
きんせいと読んだ場合、地球に最も近づく惑星を指します。
きんぼしとして読んだ場合、三役より下、平幕の力士が横綱と戦って得た白星のことを指し、そこからなかなか発生しない勝ち意義の大きな勝ちを示す意味もあります。
投手であれば一軍初登板の投手が勝つことなどが金星、サッカーであれば天皇杯などでプロに勝つことが金星と言われるケースと言えます。
なお、力士が結婚すると金星という比喩表現をスポーツ紙でよくしています。
大金星は厳密な言葉ではないですが平幕の下のほうがとった金星となります。
横綱が相手に金星を連発されると問題になり最悪引退勧告となります。
「白星」と「黒星」と「金星」の違い
相撲では勝ちを示す意味の白星の延長線上に金星がありますが、星取表の上では白星と表記し、平幕が横綱な勝つことなど番狂わせ的な勝ちを金星と呼びます。
黒星は白星の逆で負けで、勝った側が金星になっても負けた側は黒星となり、黒星より先の表現はありませんが、大事なときに負けると痛い黒星という表現をします。
まとめ
白星は縁起の良さと白い星の美しさで店名に使われるケースが有り、黒星は店名ではまず使われておらず、黒い星というところに着目した使い方は見られます。
金星は縁起が更に良く、店名に使われるケースも見られます。