「食」を使った言葉に「会食」と「飲食」があります。
この記事では、「会食」と「飲食」の違いを分かりやすく説明していきます。
「会食」とは?
「会食」とは人が集まって、一緒に食事をすることを言います。
「会食」と似た意味を持つ言葉としては、「パーティー」、「お食事会」、「お茶会」、「懇親会」、「ディナー」、あるいは「ランチ」などが挙げられます。
「会食」を使った例文をいくつかご紹介します。
『今週の金曜日の夜に会食の予定が入っています』
『私のところにも会食の案内状が届きました』
『初めての仕事上での会食なので、とても緊張しています』
『会食に適した会場を見つける』
『週末は旧友たちと会食を楽しみました』
「飲食」とは?
「飲食」とは飲むことと食べること、または飲み物と食べ物のことを表しています。
「飲食」と似ている言葉では、「飲み食い」、「食事」、あるいは「おんじき」などがあります。
「飲食」を用いた例文をいくつか挙げてみます。
『飲食店の営業時間が変更になりました』
『飲食物の持ち込みは禁止です』
『私は飲食店でアルバイトをしています』
『飲食業で働いていた経験を活かす』
『飲食の持ち込みはご遠慮ください』
「会食」と「飲食」の違い
「会食」と「飲食」の違いを、分かりやすく解説します。
「会食」とは人が集まって、一緒に食事をすることを意味しています。
また、「飲食」は飲むことと食べることを言います。
「会食」は何らかの目的で、人々が集まって一緒に食事をするのに対し、「飲食」は単に飲むことや食べることを意味しているので、その点が異なっています。
まとめ
「会食」は二人以上で行いますが、「飲食」は一人で行う場合も含まれています。
また、必ずしも数人集まっての「飲食」が「会食」とは限りません。
「会食」には何らかの目的があり、その同じ目的で集まった人同士が一緒に食事をすることを意味しています。
なので、学食や社員食堂、またはレストランやカフェなどで大勢の人が食事をしている場合、各人が一つの場所に「飲食」をしに来ていると言う点では同じです。
しかし、それぞれが別々に来ていますし、集まって一緒に食事をしているわけではないので、やはりこれは「会食」とは言えません。
昨今はお一人様ブームの影響もあり、一人で食事をする人も多いようです。
誰かと一緒に食事をする「会食」は、必ずしもメリットだけではないようです。
場合によっては、何らかの理由で気を遣いながら食事をしなければいけないこともあります。
このような場合はまさに「食べた気がしない」という味気のない食事になってしまうでしょう。
できるだけそういうことは避け、心身ともに心地よい気分で食事を美味しく頂いていきたいものです。
ですが、さまざまな事情でそれができない場合もあります。
今後、世の中の人々の考え方や価値観が変わっていけば、このような気を遣いながらの食事の機会が減っていくかもしれません。
どんな状況であっても、できるだけ食事を美味しく味わえるような工夫をしていきたいものです。