「刻む」と「彫る」と「掘る」の違いとは?分かりやすく解釈

「刻む」と「彫る」と「掘る」の違い生活・教育

この記事では、「刻む」「彫る」「掘る」の違いを分かりやすく説明していきます。

「刻む」とは?

「刻む」「きざむ」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「刃物で物を細かく切ること」という意味で、包丁やナイフなど鋭利な刃物で物を何度も細かくなるなで切ることです。

2つ目は「物の姿形を刃物などで削りながら作ること」という意味で、彫刻することです。

3つ目は「刃物なのどで凹凸に削り、文字や形を表す」という意味で、固いものに刃物で線状に切れ目を入れることです。

4つ目は「細かく区切って進める」という意味で、ある単位で区切ったものが積み重なっていくことです。

5つ目は「心の中にしっかり留める」という意味で、忘れない様に記憶することです。

上記に共通するのは「細かく削る」という意味です。


「刻む」の使い方

「刻む」は動詞として「刻む・刻んだ」と使われたり、副詞として「刻んで捨てる」などと使われたり、名詞として「刻みを入れる」などと使われます。

基本的に、あるものを細かく削って形を表すことや、心に留めることに使われる言葉です。


「刻む」の例文

・『ラーメンを作る前にネギを刻む』

「彫る」とは?

「彫る」「ほる」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「固いものに文字や模様、絵などを削って表す」という意味で、木・石・金属などを深く削ってものを形作ることです。

2つ目は「入れ墨をする」という意味で、身体に傷をつけて墨を入れ、絵柄を描くことです。

上記に共通するのは「削って形を作る」という意味です。

「彫る」の使い方

「彫る」は動詞として「彫る・彫った」と使われたり、副詞として「記念碑に名前を彫る」などと使われます。

基本的に、固いものを深く削って物の形に作ることに使われる言葉です。

「彫る」の例文

・『寺の本尊となる仏像を彫る』

「掘る」とは?

「掘る」「ほる」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「地面に穴を開ける」という意味で、地面に手や機械を使って穴を開けることです。

2つ目は「地面に穴を開けて埋まっているものを取り出す」という意味で、地中に埋まっているものを、土をかき分けて取り出すことです。

上記に共通するのは「地面に穴を開ける」という意味です。

「掘る」の使い方

「掘る」は動詞として「掘る・掘った」と使われたり、副詞として「土を掘って耕す」などと使われます。

基本的に、地面に穴を開けることや、地面の中に埋まっているものを取り出すことに使われる言葉です。

「掘る」の例文

・『子供が幼稚園の園庭で芋を掘る』

「刻む」と「彫る」と「掘る」の違い

「刻む」「あるものを細かく削って形を表すこと」「心に留めること」という意味です。

「彫る」「固いものを深く削って物の形に作ること」という意味です。

「掘る」「地面に穴を開けること」「地面の中に埋まっているものを取り出すこと」という意味です。

まとめ

今回は「刻む」「彫る」「掘る」について紹介しました。

「刻む」「細かく削る」「彫る」「削って形作る」「掘る」「穴を開ける」と覚えておきましょう。