「積雪量」と「降雪量」と「積雪深」の違いとは?分かりやすく解釈

「積雪量」と「降雪量」と「積雪深」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「積雪量」「降雪量」「積雪深」の違いを分かりやすく説明していきます。

「積雪量」とは?

「積雪量」とは、自然に降り積もった雪の量のことです。

「積雪量」を使った例文をいくつかご紹介します。

『このスキー場は積雪量が多くなると、道路が交通止めになるので、休業になる前に、早めに滑りに行った方がいい』、『今年の積雪量は、例年の今頃に比べるとかなり少ないので、除雪が楽で助かる』、『積雪量が多い地域では、除雪車の稼働率が高くなる』「積雪量」は単に「積雪」と言うことがあります。


「降雪量」とは?

「降雪量」とは、降った雪の量を言います。

「降雪量」が使われている例文をいくつか挙げてみます。

『雪国では山に向かうにつれて、降雪量が多くなる』、『昔は降雪量が多い年だと、家が雪に埋まってしまい、2階から出入りしたこともあったようだ』、『雪国では、降雪量も考慮し、雪に強い家を建てなければならない』「降雪量」は略して「降雪」とも言います。


「積雪深」とは?

「積雪深」とは、ある時点で、どのくらいの雪の深さがあるのかの値のことを言います。

「積雪深」を用いた例文をいくつか見てみましょう。

『今シーズンは大雪で、街中でも一時は積雪深が1メートル以上になったこともあった』、『豪雪地帯では積雪深が数メートルにもなる』、『さまざまな環境の影響によって、積雪深は大きく異なる』

「積雪量」と「降雪量」と「積雪深」の違い

「積雪量」とは、自然に降り積もった雪の量のことを言います。

「降雪量」は、降った雪の量のことです。

また、「積雪深」は、ある時点で、どのくらいの雪の深さがあるのかの値を表します。

「積雪量」は今まで降った雪の量であるのに対し、「積雪深」は、ある時点でどのくらい雪の深さがあるかということなので、この点が異なっています。

さらに、「降雪量」は一定期間の中で降った雪の量なので、どのくらい積もったかではないところが違っています。

まとめ

降雪は毎年、冬にやってくる自然現象ですが、時には自然災害が起きてしまうこともあります。

しかし、雪を上手に活用することで、スキーや雪まつりなどのウィンターレジャーを楽しむことができます。

雪が多く降る地域では除雪作業が大変ですが、雪が全く降らない地域の人にとっての雪のイメージはまた違うようです。

住む場所によっても雪への印象が違うのも、興味深いものがあります。

雪深い地域に住んでいて、除雪作業は大変でも、そこに住み続ける理由は、やはり大変さを超えるような何か大きな魅力がその土地にはあるのでしょう。

雪は雨とは違った雰囲気がありますし、冬独特の空気感や自然を感じることができます。

雪に対するイメージがあまり良くなかったとしても、見方を変えて、少しポジティブに捉えることができれば、他の季節と同様に、冬も素敵な季節になるかもしれません。

四季折々の風情が楽しめる日本ならではの冬を大いに楽しんでいきたいものです。