「基礎」と「基盤」と「基本」の違いとは?分かりやすく解釈

「基礎」と「基盤」と「基本」の違い生活・教育

この記事では、「基礎」「基盤」「基本」の違いを分かりやすく説明していきます。

「基礎」とは?

「基礎」「きそ」と読みます。

「基礎」は、「ある物事を成り立たせる、おおもとの部分」という意味があります。


「基礎」の言葉の使い方

野球が上達するためには、キャッチボールや素振りなど、技術のおおもとの部分を鍛える練習が重要と言われています。

このような時、「野球がうまくなるためには、基礎練習が重要だ」などという文章にできます。

また、本を読んだり勉強をしたり、世の中のことを知るのに役立つ、おおもとの知識のことを、「基礎知識」と言います。


「基盤」とは?

「基盤」「きばん」と読みます。

「基盤」「物事を成立させるための、基礎となるもの」という意味があります。

「基盤」の言葉の使い方

生活を送るためには、住む家や、収入のための仕事など、生活するための基礎が重要になります。

このような場面では、「生活の基盤を固めるため、仕事や部屋探しに注力する」などという文章にできます。

「基本」とは

「基本」「きほん」と読みます。

「基本」「判断や行動、方法などのよりどころとなるおおもと」という意味があります。

また「基本」には「原則として」という意味があります。

「基本」の言葉の使い方

演劇をするとき、いきなり個性的な芝居をしようとすると、おかしな感じになるかもしれません。

そこで、演技のおおもととなる技術を学ぼうとするとき、「芝居の基本を習う」などという文章にできます。

また、ボクシングの試合で、トリッキーな技ばかり出して負けてしまう場合、ボクシングの技術のおおもととなるワンツーなどをおろそかにしていると考えられます。

そのため、「ボクシングの基本を忘れて、負けてしまった」などという文章を作ることができます。

「基礎」と「基盤」と「基本」の違い

「基礎」は、「ある物事を成り立たせる、おおもとの部分」という意味があります。

また、「基盤」「物事を成立させるための、基礎となるもの」という意味があります。

さらに「基本」「判断や行動、方法などのよりどころとなるおおもと」という意味があります。

似た意味を持つ3つの言葉ですが、微妙な違いがあります。

まず「基礎」は何かをするための「土台」のような意味合いがあります。

土台の上に応用的な物事を積み上げていく印象です。

「基盤」「基礎」と同じ意味がありますが、「基盤」「ある物事を成立されるための基礎」となります。

「生活基盤」のように、何かを成立させるために必要な場合の「基礎」「基盤」と言います。

さらに「基本」は、何かをするときに、よりどころとなるものを意味し、「中心点」のような意味があります。

何かをするとき、表面的な理解ではなく、中心的な意味を探るようなとき、「基本」という言葉を使うことになります。

まとめ

「基礎」「基盤」「基本」の違いについて見てきました。

3つの言葉には、それぞれに微妙な意味の違いがありました。

意味の違いを知り、きちんと使い分けることができるようにしましょう。