この記事では、「関わる」と「拘わる」と「携わる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「関わる」とは?
「関わる」は「かかわる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「あるものとつながりを持つ」という意味で、人やものごとにつながる条件を持っていることです。
2つ目は「重大な影響及ぶ」という意味で、その内容や行動次第で、大切なものごとの結果が変わることです。
上記に共通するのは「つながりを持つ」という意味です。
「関わる」の使い方
「関わる」は動詞として「関わる・関わった」と使われたり、副詞として「関わって損する」などと使われたり、名詞として「関わりが浅い・深い」などと使われます。
基本的に、あるものに影響を与えたり、影響されたりするつながりを持っていることに使われる言葉です。
「関わる」の例文
・『パソコンによる資料作成係として研究に関わる』
「拘わる」とは?
「拘わる」は「かかわる・こだわる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「小さなことを必要以上に気にする」という意味で、人が気にしない様なことに気持ちが引っかかることです。
2つ目は「ものごとに妥協せず、最後まで追求する」という意味で、安易に満足せずに最高の状態を求めることです。
3つ目は「つっかえる」という意味で、固形物が途中で引っかかることです。
上記に共通するのは「引っかかる」という意味です。
「拘わる」の使い方
「拘わる」は動詞として「拘わる・拘わった」と使われたり、副詞として「拘わって作る」と使われたり、名詞として「拘わりの一品」などと使われたりします。
基本的に、細かいことを必要以上に気に掛けることに使われる言葉で、正しくは「拘る」と書き「こだわる」と読むことが多くなります。
「拘わる」の例文
・『上司は書類のフォントに拘わるのでやりにくい』
「携わる」とは?
「携わる」は「たずさわる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「あるものごとに従事する」という意味で、あるものごとに一生懸命努めることです。
2つ目は「手を取り合うこと」という意味で、相手の手を取り導くことです。
上記に共通するのは「直接手掛ける」という意味です。
「携わる」の使い方
「携わる」は動詞として「携わる・携わった」と使われたり、副詞として「携わって活躍する」などと使われます。
基本的に、あるものごとを直接手掛ける立場になることに使われる言葉です。
「携わる」の例文
・『イベントの当日スタッフとして携わる』
「関わる」と「拘わる」と「携わる」の違い
「関わる」は「あるものに影響を与えたり、影響されたりするつながりを持っていること」という意味です「拘わる」は「細かいことを必要以上に気に掛けること」という意味です。
「携わる」は「あるものごとを直接手掛ける立場になること」という意味です。
まとめ
今回は「関わる」と「拘わる」と「携わる」について紹介しました。
「関わる」は「つながりを持つ」、「拘わる」は「気に掛ける」、「携わる」は「直接手掛ける」と覚えておきましょう。