この記事では、「ひずみ」と「ゆがみ」と「たわみ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ひずみ」とは?
「ひずみ」は「歪み」と漢字表記します。
「ひずみ」は、「物体や外力を加えたときに現れる形状、または体積の変化」という意味があります。
また、「ひずみ」には「物事が進む途中で、欠陥が生じること。
その欠陥や悪影響」という意味があります。
「ひずみ」の言葉の使い方
プレゼントの箱が、他のものにぶつかるなどして、形がおかしくなってしまうことがあります。
この倍は、「プレゼントの箱にひずみが出てしまった」などという文章にできます。
また、「ひずみ」には、物事が進む途中で欠陥が生じることを意味します。
政策を進めているうちに、徐々に政策の欠陥が浮き彫りになったため、改善しようとするとき、「政策のひずみを改善する」という文章にできます。
「ゆがみ」とは?
「ゆがみ」は「歪み」と漢字表記します。
「ゆがみ」は、「ゆがむこと。
ゆがんでいる状態」という意味があります。
また「ゆがみ」は「心が正しくないこと」という意味があります。
「ゆがみ」の言葉の使い方
パソコンの画面を見ていたら、故障のためゆがんで見えた場合は、「パソコンの画像にゆがみが出る」などという文章にできます。
また、「ゆがみ」には「心が正しくないこと」という意味があるため、そのような人を見た場合、「性格のゆがみがある人」などと言い表すことができます。
「たわみ」とは
「たわみ」は「撓み」と漢字表記します。
「たわみ」は、「たわむこと。
その度合い」という意味があります。
ちなみに「たわむ」は、「他から力を加えられて弓なりに曲がる」という意味があります。
「たわみ」の言葉の使い方
稲穂が風に吹かれて、弓なりに曲がる様子を見ることがあるかもしれません。
この場合は、「風が吹き、稲穂のたわみが見える」などという文章にできます。
「ひずみ」と「ゆがみ」と「たわみ」の違い
「ひずみ」は、「物体や外力を加えたときに現れる形状、または体積の変化」という意味があります。
また、「ゆがみ」は、「ゆがむこと。
ゆがんでいる状態」という意味があります。
さらに「たわみ」は、「たわむこと。その度合い」という意味があります。
物が変形してしまい、ずれた状態になってしまう場合は「ひずみ」という言葉を使い、本来はまっすぐなものが変形した場合は「ゆがみ」と言います。
そのため、物が変形した場合は、「ひずみ」を、中でも真っすぐでなければいけない物に関しては「ゆがみ」を使うようにしましょう。
一方で、「たわみ」は、物が変形している時、その物が「弓なり」になっている場合に使う言葉という違いがあります。
まとめ
「ひずみ」と「ゆがみ」と「たわみ」の違いについて見てきました。
3つの言葉には、微妙な意味の違いがありました。
3つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。