「とても」と「かなり」と「だいぶ」の違いとは?分かりやすく解釈

「とても」と「かなり」と「だいぶ」の違い生活・教育

この記事では、「とても」「かなり」「だいぶ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「とても」とは?

「とても」の意味は以下の通りです。

1つ目は「どのようにしても実現できないと思う気持ち」という意味で、後に否定の言葉を伴って使われます。

2つ目は「程度がはなはだしい様子」という意味で、良い意味、悪い意味で度合いが大きい様子ことです。

3つ目は「どうせ」「しょせん」という意味で、最終的には良くない結果になるだろうと半ばあきらめの気持ちになることです。

上記に共通するのは「程度がはなはだしい」という意味です。


「とても」の使い方

「とても」は副詞として「とても~できない」「とても大きい」「そうしたとても、無駄になる」などと使われます。

基本的に、どの様にしても実現できないと思うことや、良し悪しの程度がはなはだしい様子に使われる言葉です。


「とても」の例文

・『これだけのごちそうはとても食べ切れない』

「かなり」とは?

「かなり」「可成り」と書き、意味は以下の通りです。

1つ目は「相当の程度に達している様子」という意味で、想定していた程度や、それ以上の程度まで達していることです。

2つ目は「極端ではないが、普通の程度よりは高い様子」という意味で、想定していたよりも程度が大きい様子のことです。

上記に共通するのは「思った以上に程度が大きい」という意味です。

「かなり」の使い方

「かなり」は名詞・形容動詞として「かなりだ・である」「かなりな収入」などと使われたり、副詞として「かなり酔っている」などと使われます。

基本的に、想像していた以上の程度に達する様子に使われる言葉です。

「かなり」の例文

・『ハロウィーンの夜は渋谷にかなりの人出が見られる』

「だいぶ」とは?

「だいぶ」「大分」と書き、意味は以下の通りです。

1つ目は「数量や程度が相当大きい様子」という意味で、思っていたよりはるかに度合いが大きい様子のことです。

2つ目は「ものごとが進行している様子」という意味で、ある時点から時間が経過している様子のことです。

上記に共通するのは「変化が大きい」という意味です。

「だいぶ」の使い方

「だいぶ」は名詞・形容動詞として「だいぶだ・である」「だいぶになる」などと使われたり、副詞として「大分良くなった」などと使われます。

基本的に、思っていたよりものごとの度合いが大きい様子や、相当時間が経過している様子に使われる言葉です。

「だいぶ」の例文

・『だいぶ目的地に近づいてきた』

「とても」と「かなり」と「だいぶ」の違い

「とても」「どの様にしても実現できないと思うこと」「良し悪しの程度がはなはだしい様子」という意味です。

「かなり」「想像していた以上の程度に達する様子」という意味です。

「だいぶ」「思っていたよりものごとの度合いが大きい様子」「相当時間が経過している様子」という意味です。

まとめ

今回は「とても」「かなり」「だいぶ」について紹介しました。

「とても」「程度がはなはだしい」「かなり」「高い程度に達する」「だいぶ」「度合いが大きい」と覚えておきましょう。