この記事では、「正直」と「素直」と「誠実」の違いを分かりやすく説明していきます。
「正直」とは?
「正直」は「しょうじき」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「うそ偽りなく、心がけが正しいこと」という意味で、人をだましたり、ごまかしたりする気持ちを持たないことを言います。
2つ目は「本当の気持ちを述べること」という意味で、副詞として率直な意見を述べる時に使われます。
上記に共通するのは「うそをつかない」という意味です。
「正直」の使い方
「正直」は名詞・形容動詞として「正直だ・である」と使われたり、形容詞として「正直な」と使われたり、副詞として「正直」「正直に」と使われたりします。
基本的に、うそ偽りなく、本当のことを言う心がけを表す言葉です。
「正直」の例文
・『彼は他に好きな人がいることを正直に話してくれた』
「素直」とは?
「素直」は「すなお」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ありのままで飾らない様子」という意味で、自然体で人に対して身構えない様子を言います。
2つ目は「性格が穏やかで、ひねくれていない様子」という意味で、人の言うことを聞いて受け入れる性格のことを言います。
3つ目は「物の形が真っすぐな様子」という意味で、途中で曲がっていないことを言います。
4つ目は「癖がない様子」という意味で、技芸や言動に自己流の癖や嫌味がない様子を言います。
上記に共通するのは「ありのまま」という意味です。
「素直」の使い方
「素直」は名詞・形容動詞として「素直だ・である」と使われたり、形容詞として「素直な」と使われたり、副詞として「素直に」と使われたりします。
基本的に、ありのままで自然体であったり、人の言うことをよく聞く様子に使われる言葉です」
「素直」の例文
・『子供が落書きをしたのは自分だと素直に認めた』
「誠実」とは?
「誠実」は「せいじつ」と読みます。
意味は、「真心があり、自分を偽らず真面目な様子」になります。
人に対してごまかそうとせず、真剣な気持ちで接する性格のことを言います。
「誠実」の使い方
「誠実」は名詞・形容動詞として「誠実だ・である」と使われたり、形容詞として「誠実な」と使われたり、副詞として「誠実に」と使われたりします。
基本的に、人に対して真心を持って接する態度に使われる言葉です。
「誠実」の例文
・『彼は非常に誠実で信頼できる営業マンだ』
「正直」と「素直」と「誠実」の違い
「正直」は「うそ偽りなく、本当のことを言う心がけ」という意味です。
「素直」は「ありのままで自然体な様子」「人の言うことをよく聞く様子」という意味です。
「誠実」は「人に対して真心を持って接する態度」という意味です。
まとめ
今回は「正直」と「素直」と「誠実」について紹介しました。
「正直」は「うそ偽りがない」、「素直」は「ありのまま」「言うことを聞く」、「誠実」は「真心がある」と覚えておきましょう。