この記事では、「ギャンブル」と「賭博」【とばく】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「ギャンブル」とは?意味
一攫千金を狙い、自分のお金で賭け事して偶然の結果でお金を増やしたり、損するといった行為を「ギャンブル」と言います。
競馬で大金を注ぎ込んで馬券を買ってお金を何倍も増やしたり、パチンコで勝つことで元金を増やすのは先が見えない賭け事です。
主に、自分が熱心に遊んで、時間やお金を使って娯楽を楽しむといったことが「ギャンブル」に当てはまります。
ときに自分の大事な時計や骨董品、車などを賭けて勝つことで財物を手にできますが、負ければ賭けた物を取り上げられてしまうといった心が波打つ衝撃を楽しむ遊戯をこのように呼ぶこともあるわけです。
「賭博」とは?意味
法律で禁止されていることにお金を賭けて遊ぶ行為を「賭博」【とばく】と言います。
いつ警察に捕まるか分からない危険性が高い賭け事を指す言葉であり、たいていはおおやけにできず、隠れて行うことが多いのです。
2人以上でトランプやサイコロ、囲碁などでお金を賭けて、勝敗のために競う行為は違法とみなされてしまうため捕まります。
最近は自宅からでも、スマートフォンで気軽にインターネット賭博して捕まってしまう若者が増えているため、注意が必要です。
反対に、食べたり飲んだりするものに対して一時的に娯楽を楽しむことは「賭博」になりません。
「ギャンブル」と「賭博」の違い
ここでは「ギャンブル」と「賭博」の違いを、分かりやすく解説します。
公営として認められているオートレースや競輪、競馬、競艇などお金を賭けることを「ギャンブル」といいます。
他にも野球、宝クジ、スロットが当てはまり、パチンコは出玉を一度物品にして、後から現金で買うことで違法性がなくなるわけです。
このように、お金でコインや券を買い、それを交換所で換えるといった行為するのは「賭博」にはなりません。
もう一方の「賭博」は、合法に公認されていないギャンブルにお金を賭けると刑罰が課せられます。
もしも違法性がある賭け事をしたときは現行犯で捕まり、50万円以下の罰金が課せられます。
日本では、持統天皇が689年に賭博禁止令を発令したことから「賭博」を禁止するようになりました。
まとめ
自分の稼いだお金で公営の「ギャンブル」に大金を注ぎ込むことは違法ではありませんが、認められていないものに賭けることは違法性が高いので注意しましょう。