この記事では、「普通」と「普段」と「不断」の違いを分かりやすく説明していきます。
「普通」とは?
「普通」は「ふつう」と読みます。
「普通」は、「特に変わっていないこと。
ごくありふれたものであること」という意味があります。
また「普通」は「たいてい。
通常」という意味があります。
さらに「普通」には「とても」という意味があり、料理を食べてとても美味しい時、「普通に美味しい」などと言います。
「普通」の言葉の使い方
ごくありふれた仕事ぶりに比べると、この日は良い仕事ができたということがあります。
このような時、「今日は普通以上の仕事ができた」などと表現することができます。
また、一般的に桜は4月に咲きますが、時々、3月に咲くこともあります。
このような様子を、「普通は4月に桜が咲くが、今年は3月に咲いた」などという文章にできます。
「普段」とは?
「普段」は「ふだん」と読みます。
「普段」は「いつもその状態であること。
日頃」という意味があります。
「普段」の言葉の使い方
例えば、日頃から早寝早起きを心がけている人がいる場合、「普段から早寝早起きの習慣がある」などという文章にできます。
また、いつもはオシャレをしないタイプの人が、今日限ってオシャレな服装をしている場合は、「普段はオシャレをしないが、今日は特別だ」などと表現することができます。
「不断」とは
「不断」は「ふだん」と読みます。
「不断」は「途絶えないで続いていくこと」という意味があります。
また「決断力に乏しいこと」という意味があります。
「不断」の言葉の使い方
何かが途絶えないで続いていくとき、「不断」という言葉を使います。
例えば、誰かが怠けたりせずに、ずっと努力を続けているという場合は、「不断な努力を続ける人」などという文章にできます。
また決断力に乏しいタイプの人は「優柔不断な人」などと呼ばれます。
「普通」と「普段」と「不断」の違い
「普通」は、「特に変わっていないこと。
ごくありふれたものであること」という意味があります。
「普段」は「いつもその状態であること。
日頃」という意味があります。
さらに「不断」は「途絶えないで続いていくこと」という意味があります。
何かを見た時や、した時などに、特殊ではないと感じた場合は、「普通」という言葉を使い、日常通りだと感じる場面では「普段」という言葉を使います。
「普通」の方が、使用範囲が広く、「普通」の中に「普段」が含まれていると考えることができ、「普通」が意味する物事の中で、「日頃と同じ」と感じる場合「普段」を使うといいでしょう。
一方「不断」は「途絶えず続いていく」という意味があり、「普段」の語源となった言葉です。
絶え間なく続く物事に対して「不断」を使い、「常日頃」という意味がある場合は「普段」を使うようにしましょう。
まとめ
「普通」と「普段」と「不断」の違いについて見てきました。
3つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。