この記事では、「付ける」と「着ける」と「点ける」の違いを分かりやすく説明していきます。
「付ける」とは?
「付ける」は「つける」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「表面にピッタリ接した状態で固定させる」という意味で、ある物の表面に別のものを密着させることです。
2つ目は「大元となるものに他の要素を加える」という意味で、主となるものに添えたり一緒に使えるようにすることです。
3つ目は「後に残る様にする」という意味で、その時のものがずっと残る様にすることです。
4つ目は「ある性質などが備わる」という意味で、見たり聞いたりして得るもののことです。
上記に共通するのは「主となるものにくっつく」という意味です。
「付ける」の使い方
「付ける」は動詞として「付ける・付けた」と使われたり、副詞として「本体に付けて使う」などと使われます。
基本的に、主となるものに後から接したり、加えたりして働くことに使われる言葉です。
「付ける」の例文
・『クリスマスツリーにオーナメントを付ける』
「着ける」とは?
「着ける」は「つける」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「身体を包んだり、まとわせる」という意味で、衣服を身にまとうことです。
2つ目は「乗り物をある場所に寄せて止める」という意味で、目的があってある場所に止めることです。
3つ目は「身体のある部分を他に触れさせる」という意味で、頭や手足などが他の物に接することです。
4つ目は「ある場所に位置させる」という意味で、決まりによりある場所に留まらせることです。
上記に共通するのは「ある場所に留まらせる」意味です。
「着ける」の使い方
「着ける」は動詞として「着ける・着けた」と使われたり、副詞として「身に着けて踊る」などと使われます。
基本的に、身体にまとうことや、ある場所に留まらせることに使われる言葉です。
「着ける」の例文
・『散歩の際には必ず犬に首輪を着ける』
「点ける」とは?
「点ける」は「つける」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「火を使って燃える様にする」という意味で、ある目的の為に火をくべて燃やすことです。
2つ目は転じて「照明器具のスイッチを入れる」という意味で、現代において電気のスイッチを入れて作動させることです。
上記に共通するのは「火を使う」という意味です。
「点ける」の使い方
「点ける」は動詞として「点ける・点けた」と使われたり、副詞として「電気を点けて探す」などと使われます。
基本的に、火を使って物を燃やしたり灯りを使うことや、転じて現代で照明器具のスイッチを入れることに使われる言葉です。
「点ける」の例文
・『部屋の電気を点ける』
「付ける」と「着ける」と「点ける」の違い
「付ける」は「主となるものに後から接したり、加えたりして働くこと」という意味です。
「着ける」は「身体にまとうこと」「ある場所に留まらせること」という意味です。
「点ける」は「火を使って物を燃やしたり灯りを使うこと」「転じて現代で照明器具のスイッチを入れること」という意味です。
まとめ
今回は「付ける」と「着ける」と「点ける」について紹介しました。
「付ける」は「ぴったり密着させる」、「着ける」は「身体にまとう」、「点ける」は「火を燃やす」と覚えておきましょう。