この記事では、「盗賊」と「怪盗」と「義賊」の違いを分かりやすく説明していきます。
「盗賊」とは?
「盗賊」は「とうぞく」と読みます。
「盗賊」は「ぬすびと。
泥棒。
法規から逸脱して、強奪などを行う者たちの集団」という意味があります。
強盗などを行うグループのことを「盗賊」と呼びます。
「盗賊」の言葉の使い方
例えば、山の中で通行人を襲う集団がいた時、「山で盗賊に出会って、身ぐるみをはがす」などという噂が立つかもしれません。
また、強盗を行うグループの活動が目立つエリアでは、子供一人で留守番させないよう注意を促すのではないでしょうか。
この場合は「盗賊が出没しているため、子供だけで留守番をさせないようにしましょう」などという文章にできます。
「怪盗」とは?
「怪盗」は「かいとう」と読みます。
「怪盗」は「変幻自在に出没して、正体のつかめない盗賊」という意味があります。
物を盗むときに、予想もしない場所から登場したり、変装をするなどして、正体をつかめないような犯人グループを「怪盗」と呼びます。
「怪盗」の言葉の使い方
金品財宝を盗む強盗グループがいて、なかなか正体がつかめない場合は、「怪盗の正体が分からない」などというニュースになるかもしれません。
このような犯人と、名探偵が対峙する場合は、「怪盗対名探偵が鎬を削る」などという文章を作ることができます。
「義賊」とは
「義賊」は「ぎぞく」と読みます。
「義賊」は「金持ちから金品を盗み、それを貧民に分け与える、義侠心のある盗賊」という意味があります。
お金を盗むとき、お金持ち限定で犯行を行い、さらに盗んだお金の一部を貧しい人に分け与える場合、「義賊」と呼びます。
「義賊」の言葉の使い方
金持ちから10億円盗み、そのお金を恵まれない子供たちの施設などに寄付する場合、「義賊が、盗んだお金を子供たちにプレゼント」などという文章にできます。
「盗賊」と「怪盗」と「義賊」の違い
「盗賊」は「ぬすびと。
泥棒。
法規から逸脱して、強奪などを行う者たちの集団」という意味があります。
「怪盗」は「変幻自在に出没して、正体のつかめない盗賊」という意味があります。
さらに「義賊」は「金持ちから金品を盗み、それを貧民に分け与える、義侠心のある盗賊」という意味があります。
どの言葉も、盗みを行う人のことを示唆する言葉になります。
ただし、「盗賊」は、強盗などを行う集団を意味するのに対して、やり口が鮮やかで、正体が不明な場合は、「怪盗」と呼ばれることがあります。
華麗な「盗賊」が、「怪盗」だと考えることができます。
また、「盗賊」の中で、お金持ちから盗み、貧しい人に分け与える場合は、「義賊」と呼ぶことができます。
このように、単なる強盗グループが「盗賊」、彼なのが「怪盗」、金持ち専門の盗みを行い、貧しい人に分け与える場合は「義賊」と呼ぶという違いがあります。
まとめ
「盗賊」と「怪盗」と「義賊」の違いについて見てきました。
3つの言葉の意味の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。