この記事では、「性能」と「機能」と「特性」の違いを分かりやすく説明していきます。
「性能」とは?
物質や機械が持つ性質と能力という意味合いがあり、機械関係で使われることが多いと言えます。
高性能、低性能と言った言い方が可能です。
パソコンで言えば1TBのSSDを搭載している、16GBのメモリを搭載している8コアのCPUを搭載している、重さが2. 8kgであるなどが性能といえ、自動車であれば全長全高全幅のサイズやエンジン出力、燃費などが性能として見られやすい部分ですが、走った時の揺れにくさやシートの乗り心地なども性能ということができ、こちらは数値化できない難しさがあります。
デザインも性能のうちという見方がありますが、性能が劣ってもデザインの良さを取らせるパワーがあると言った意味合いもあると言えます。
「機能」とは?
ある物が本来備えている働き。
活動できる能力、作用などの意味合いがあり、パソコンのハード性能で言えばブルーレイ書き込みが出来るかなどは機能ということができますが、ある程度標準的になっている製品枠なのであまりハード性能的に多機能なパソコンは無く、モバイルバッテリーからの充電機能あるものなどか機能的には新しいと言えるでしょう。
ソフトでは無尽蔵に多機能化ができます。
自動車ではシート格納機能、サンルーフ機能、カーナビの各機能などといった言葉があり、使う機能さえ充実していれば問題ないでしょう。
一般に使わない機能が多すぎてその機能を削って安くしてほしいという機器への感想が見られますが、商品枠を増やすのが難しいこと、それほど安くならないこと、外見の違いなしに機能が違いすぎる問題が難しいことなどなかなか実現しません。
「特性」とは
特有の性質。
特質と言った意味があり、他にないユニークな特徴などと言いかえることも出来るでしょうパソコンで例えると有機ELディスプレイ搭載は2021年時点ではまだ特性的ということができますが、今後普及しきってしまうと特性とは言えなくなります。
車では5人乗り、7人乗りなども特性と言えなくはないですが、特有というほどのポイントがなく、2列シート6人乗り、エンジンがミッドシップレイアウトであるなどは特性ということが出来るでしょう。
カメラでは3D撮影、パノラマ撮影などが特性的と言えます。
特性は変わっている、市場に対して挑戦しているという面があり、商品として長続きしないケースもあります。
「性能」と「機能」と「特性」の違い
性能は高いか低いかで表わせ、機能は多いか少ないか、特性はあるかないかとなります。
車で言えば性能や機能はある程度平均的な部分がありますが、馬力や燃費などは抜きん出ている車種もあり高性能と言えます。
逆に極端な低性能というものはなく、機能的に不便となるとオープンカーなど趣味の車になり、趣味の車はデザインや存在そのものが特性と言えます。
まとめ
「性能」と「機能」と「特性」は性能と機能は製品にかならずあるものでが、性能の良さや機能の便利さを比較できますが、特性に関してはそこまで求められていないケースも有り基本さえできればよいという製品もたくさんあります。
ただし特性の強さは面白みでもあり、挑戦的な商品は特性があるといえるでしょう。