この記事では、「生息不明」と「消息不明」と「音信不通」の違いを分かりやすく説明していきます。
「生息不明」とは?
「生息不明」は「せいそくふめい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「どこに住んでいるのか分からない状態」という意味で、人や動物などの住んでいる場所や地域が分からないことです。
2つ目は「生存しているのかいないのか分からない状態」という意味で、生きているのかいないのか分からないことです。
上記に共通するのは「どこかで生きていること」という意味です。
「生息不明」の使い方
「生息不明」は名詞・形容動詞として「生息不明だ・である」「生息不明になる・なった」などと使われます。
基本的に、住んでいる場所が分からない状態や、生存しているのかいないのか分からない状態に使われる言葉です。
「生息不明」の例文
・『ネッシーはいまだに生息不明と言われている』
「消息不明」とは?
「消息不明」は「しょうそくふめい」と読み、意は以下の通りです。
1つ目は「ものごとが現在どの様な状況なのか分からないこと」という意味で、ものごとがまだ続いているのか、終わっているのか全く分からない状態のことです。
2つ目は「人と連絡が取れず、どこにいるのか、どの様に過ごしているのか全く分からないこと」という意味で、生きているのは分かっているけれども、それ以外の状況が全く分からない状態のことです。
上記に共通するのは「あるのは分かるが、現状が分からない」という意味です。
「消息不明」の使い方
「消息不明」は名詞・形容動詞として「消息不明だ・である」「消息不明になる・なった」などと使われます。
基本的に、存在していることは分かっているけれども、現状が全く分からないことに使われる言葉です。
「消息不明」の例文
・『彼は家出したまま消息不明になっている』
「音信不通」とは?
「音信不通」は「おんしんふつう」と読みます。
意味は「手紙や電話、メールなどによる連絡が全くないこと」です。
「音信」は「手紙・電話・メールなどによる連絡」という意味、「不通」は「便りや行き来が途絶えること」という意味、「音信不通」で「手紙・電話・メールなどによる便りが途絶えること」になります。
「音信不通」の使い方
「音信不通」は名詞・形容御動詞として「音信不通だ・である」「音信不通のまま」などと使われます。
基本的に、手紙・電話・メールなどでの便りが途絶えて、全くどうしているか分からない状態に使われる言葉です。
「音信不通」の例文
・『大学卒業以来音信不通になっていた友人から連絡が来た』
「生息不明」と「消息不明」と「音信不通」の違い
「生息不明」は「住んでいる場所が分からない状態」「生存しているのかいないのか分からない状態」という意味です。
「消息不明」は「存在していることは分かっているけれども、現状が全く分からないこと」という意味です。
「音信不通」は「手紙・電話・メールなどでの便りが途絶えて、全くどうしているか分からない状態」という意味です。
まとめ
今回は「生息不明」と「消息不明」と「音信不通」について紹介しました。
「生息不明」は「生存しているか分からない」、「消息不明」は「現状が分からない」、「音信不通」は「連絡が途絶えた状態」と覚えておきましょう。