この記事では、「遺品整理」と「生前整理」と「終活」の違いを分かりやすく説明していきます。
「遺品整理」とは?
「遺品整理」は、亡くなった方の生前利用していたものをいらないものとして整理することです。
この時、遺品は必要なものとそうではない物を分けるのが「遺品整理」になり、「遺品整理事業者」とは、家族に代わって亡くなった人物の遺品を整理する事業者になります。
なお、「遺品整理事業者」は、遺族側とトラブルを起こしやすく、その理由は、亡くなった方の財産を売却して利益を得ているうえでさらに片付け費用が高額である点、または、引き取ってはいけない商品を引き取り紛失させるなどがあります。
「生前整理」とは?
「生前整理」は、家族が生きているうちに自分の不用品を廃棄して、自分が無くなった際、「遺品整理」の労力を割かないでようにするための自己の所有物の跡片付けです。
なお、自己の所有物は家具などの他者に、お金があり、財産などの贈与も生前に第3者に与えることで死後の相続にかかる税金を減らすことが可能です。
例を挙げれば、贈与税は、一人当たり一年に110万円までであれば実は税を取られないので「生前整理」と称して一年ずつお金を渡せば贈与税は取られません。
よって、「生前整理」は、贈与なども整理でもあるのです。
「終活」とは
「終活」は、人生を終えるまでのプランニングです。
簡単に言えば、お墓に入るまでにやるべきことを「終活」と呼び、財産贈与だったりお墓の購入だったりと葬儀をしてお墓に入るまでのプランニングを「終活」と呼びます。
「遺品整理」と「生前整理」と「終活」の違い
まず、「生前整理」と「終活」は生きている人物が人生の終わりに向けて整理をすることなので、両者は一緒と考えてよいです。
よって異なるのは、「遺品整理」でこれは、亡くなった方の残したものを整理するので、亡くなっている方はすでにこの世に居らず、遺族側や業者側が整理をするという違いがあります。
逆に、「生前整理」と「終活」は生きている者が自分の周りを整理するので違いは生きている者が自発的に行うか、生きている者がやらされる行為であるかです。
まとめ
「遺品整理」については、残された家族がやらされる死者の使用した道具の跡片付けだと考えると分かりやすいでしょう。
そして、「生前整理」と「終活」は生きている間に家族に迷惑がかからないよう自分の所有する財産を減らしていきお金などの財産に変えるという風に考えると分かりやすいです。
無論、お金に変えることが不可能な財産もあり、そうした場合、財産を破棄するか第3者に渡すという形で整理するのが「生前整理」と「終活」です。
なお、問題が起きやすいのは、「遺品整理」でこれは、事業者を介すると事業者が勝手に遺品を整理して必要なものを売買するために持ち帰り、お金にならない物をあえて残して整理をするなど問題行動を取る「遺品整理事業者」が存在するが故、問題となりやすいのは、死者の財産をどうするかである「遺品整理」になります。
