企業の経営に携わる人たちには様々な立場の人がいます。
よく言われているのが「CxO」で、xの所に色々なアルファベットが入って「最高?責任者」と言う意味になります。
よく聞くのが「CEO」や「COO」ですが、最近は見ただけではよくわからない「CxO」も増えてきています。
例えば「CMO」、「CPO」、「CKO」と言われてどんな立場かわかる人は少ないでしょう。
この記事では、「CMO」と「CPO」と「CKO」の違いを分かりやすく説明していきます。
「CMO」とは?
「CMO」とは、「Chief Marketing Officer」の略で、日本語では「最高マーケティング責任者」と言うことになります。
主に、企業における販売促進活動の統括責任者で、具体的には経営戦略に沿って市場調査、製造、物流、キャンペーンなどを多角的に展開するのが役割です。
「CPO」とは?
「CPO」とは、「Chief Privacy Officer」の略で、日本語に訳すると「最高個人情報管理責任者」と言うことになります。
最近は企業の責任を追及されることが多い、個人情報管理を扱うため、専門的なスキルも必要です。
大きな企業にとっては必須となっている「プライバシーマーク」の取得と管理の責任を持ちます。
「CKO」とは?
「CKO」とは、「Chief Knowledge Officer」の略で、日本語では「最高知識責任者」のことを指す言葉です。
ここで言う「知識」とは、企業のあらゆる活動や製品に関するもので、「ナレッジ」と呼ばれているものです。
この「ナレッジ」を蓄積、管理、更新して利用を促進するのが役割です。
「CMO」と「CPO」と「CKO」の違い
「CMO」と「CPO」と「CKO」の違いを、分かりやすく解説します。
これらは、一般的に言われる、今時の「CxO」で、企業における何かの責任者で、もともとはアメリカの大企業などで、重要な役職として設定されているものを、最近では日本にも適用しようといているものです。
役割の違いは名称から明確です。
ポイントは、何の責任者かということです。
つまり、「CMO」は「マーケティング」、「CPO」は「個人情報管理」、「CKO」は「知識」です。
したがって、例えば、市場調査の話題は「CMO」が、Pマーク取得の話題は「CPO」が、生産技術の横展開の話は「CKO」が受け持つことになります。
まとめ
この記事では、「CMO」と「CPO」と「CKO」の違いを説明してきました。
これらの「CxO」と言う立場の人は、実際にこう言う名称を使っているかどうかや、役職が設定されているかにかかわらず、どの企業にも必要です。
「CEO」は日本の会社では「社長」や「会長」と呼ばれることが多いですが、例えば、「Pマーク」取得のためにはPMS(個人情報管理システム)の構築が必要で、それを管理する「個人情報保護管理者」が任命されていれば、その人は「CPO」と言っても良いでしょう。
他の「CxO」も同様で、通常は他の名称で呼ばれていたり、他の立場の人が兼務することもあります。