この記事では、「日報」と「週報」の違いを分かりやすく説明していきます。
仕事力をあげるヒントにしましょう。
「日報」とは?
日報(にっぽう)とは、毎日の報告書のこと。
1日単位で書くものです。
今日の業務内容について書いた、上司へのレポートにあたります。
デスクワークの方は「作業日報」外回りなど営業職の方は「営業日報」と呼んでいます。
日報を書く目的は、上司に近況を伝えていくこと。
今日はどんな仕事をしたのか、それに関する疑問点はないのか、1日の終わりにやり取りがおこなえます。
仕事内容や進捗状況がひと目でわかるので、明日のスケジュール作成にも大いに役立ってくれます。
また営業先や顧客とのトラブルをその日のうちに上司に報告できるので、問題が小さなうちに芽をつめるという利点もあります。
日報は毎日のことなので続けていると、形式的なものになりがちです。
ただ使い方によっては工夫や改善をこらしていける、いいビジネス誌にもなります。
「週報」とは?
週報(しゅうほう)とは、その週の報告書のこと。
1週間単位で書くシートになります。
今週どのような仕事をおこなったのか、進捗状況はどうか。
社内の方にシェアしたいことを書いていきます。
週報があることによって、上司が部下の仕事を正しく把握できるようになったり、反対に自分の仕事ぶりを上司に認めてもらえたりできます。
また困った問題やトラブルを、チーム全員で共有できるので「問題点を全員でシェアできる」というメリットもあります。
週報はまとまった期間にどのような仕事をしたのか、自分なりに再確認できる場です。
来週のスケジュールについて、より前向きに考える契機にもなるため積極的に記載していきましょう。
「日報」と「週報」の違い
どちらも企業の社内シートです。
「日報」と「週報」の違いを、分かりやすく解説します。
・細かい日報、全体をみる週報
日報と週報はリモートワークが進むようになって、さらに重要性が増しているシートです。
日報はその日1日の業務内容を細かく記したもの。
また週報はその週全体の仕事ぶりを、俯瞰しながら記入したものです。
どちらも「自分の仕事」について書きますが、細やかな日報に比べて大局的な週報は「実現までの課題、成功にいたるまでの道のり」を再確認するために用いていきます。
日々仕事をこなしていると、視野が狭くなってしまうこともあります。
間違っていること、直していかなければならない点があっても、つい後回しにしてしまいます。
けれども週報を書くことによって、そうした微妙なズレに早めに気付いて修正をかけていけます。
日報が単に仕事をきちんとこなしたか上司に報告するためのシートであるのに対して、週報はさらに俯瞰してみた仕事マップになります。
まとめ
「日報」と「週報」の違いを分かりやすくお伝えしました。
日報は1日ごとに書く、業務報告書です。
そして週報は1週間ごとに書く、改善報告書です。
改善点や修正箇所を見つけて、社内でシェアしていく用紙になります。
どちらも丁寧に書いて、できる社会人を目指していきましょう。
