「乏しい」と「貧しい」と「貧乏」の違いとは?分かりやすく解釈

「乏しい」と「貧しい」と「貧乏」の違い生活・教育

この記事では、「乏しい」「貧しい」「貧乏」の違いを分かりやすく説明していきます。

「乏しい」とは?

「乏しい」「とぼしい」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「必要なものが足りないこと」という意味で、本来欲しいものや必要なものが十分にないことです。

2つ目は「経済的に苦しい様子」という意味で、生活必需品が少なく、身も心も寂しい状態です。

上記に共通するのは「必要なものが足りない」という意味です。


「乏しい」の使い方

「乏しい」は形容詞として使われたり、副詞として「充電が乏しくなる」などと使われたり、名詞として「表現の乏しさ」などと使われます。

基本的に、必要なものが足りない様子に使われる言葉です。


「乏しい」の例文

・『わが社は優秀な人材が乏しい』

「貧しい」とは?

「貧しい」「まずしい」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「財産や金銭が足りず、生活が苦しいこと」という意味で、お金が足りずに必要なものが買えずに苦しい生活を送っていることです。

2つ目は「数量や度合いが劣っている様子」という意味で、他よりもお粗末なことです。

3つ目は「満たされていない状態」という意味で、大切なことが欠けている様子のことです。

上記に共通するのは「足りなくて苦しい」という意味です。

「貧しい」の使い方

「貧しい」は形容詞として使われたり、副詞として「貧しく暮らす」などと使われたり、名詞として「貧しさをバネにのし上がる」などと使われます。

基本的に、財産や金銭が足りずに生活が苦しい様子や、他よりも劣っている様子に使われる言葉です。

「貧しい」の例文

・『貧しい暮らしから抜けだす為に玉の輿を狙う』

「貧乏」とは?

「貧乏」「びんぼう」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「収入や財産が少なく、生活が苦しい様子」という意味で、上記の「貧しい」状態が継続していることです。

2つ目は「大切なものがないこと」という意味で、本当に必要なものを持っていない状態のことです。

上記に共通するのは「必要なものがない」という意味です。

「貧乏」の使い方

「貧乏」は名詞・形容動詞として「貧乏だ・である」「貧乏する・した」「器用貧乏」「貧乏性」などと使われたり、形容詞として「貧乏な家庭」などと使われたり、副詞として「貧乏に育つ」などと使われたりします。

基本的に、収入や財産が少なく、生活が苦しい状態が継続する様子や、大切なものがない様子に使われる言葉です。

「貧乏」の例文

・『小さい頃家が貧乏だったという有名人も少なくない』

「乏しい」と「貧しい」と「貧乏」の違い

「乏しい」「必要なものが足りない様子」という意味です。

「貧しい」「財産や金銭が足りずに生活が苦しい様子」「他よりも劣っている様子」という意味です。

「貧乏」「収入や財産が少なく、生活が苦しい状態が継続する様子」「大切なものがない様子」という意味です。

まとめ

今回は「乏しい」「貧しい」「貧乏」について紹介しました。

「乏しい」「足りない」「貧しい」「生活が苦しい様子」「貧乏」「生活が苦しい状態が続く様子」と覚えておきましょう。