この記事では、「尊敬語」と「謙譲語」と「丁寧語」の違いを分かりやすく説明していきます。
「尊敬語」とは?
「尊敬語」は「そんけいご」と読みます。
「尊敬語」は「目上の人の動作に使う言葉」という意味があります。
会話の中に登場する人に、敬意を示すために使う言葉を「尊敬語」と言います。
主に、目上の人、先生、お客さんなどに対して使う言葉になります。
「尊敬語」の言葉の使い方
学校の先生が話をする様子を、生徒が言葉にするとき、敬意を示そうとするかもしれません。
この場合は、「おっしゃった」という尊敬語を使った文章にできます。
そのため、「継続は力なりと先生がおっしゃいました」などという文章にすることができます。
「謙譲語」とは?
「謙譲語」は「けんじょうご」と読みます。
「謙譲語」は「へりくだって、相手を立てる言葉」という意味があります。
自分の立場を低くすることで、相手への敬意を示す場合に使う言葉になります。
「謙譲語」の言葉の使い方
学校の先生に呼ばれて、職員室に行く機会があるかもしれません。
このようなときに、自分の立場をへりくだることで、先生に敬意を示すことができます。
「行く」は「参る」という「謙譲語」にすることができるため、「職員室にいる先生の所に参ります」などという文章にできます。
「丁寧語」とは
「丁寧語」は「ていねいご」と読みます。
「丁寧語」は、「丁寧にする表現」という意味があり、「です・ます」また、「お」や「ご」を名詞の最初につけて使う言葉のことを指します。
「丁寧語」の言葉の使い方
「先生の所に行く」の「行く」に「です・ます」をつけると、「先生の所に行きます」となり、丁寧な表現になります。
また、「ありがとう」というところを、「ます」をつけて、「ありがとうございます」という場合も、「丁寧語」となります。
さらに、「菓子」に「お」をつけて、「お菓子」とする場合も、「丁寧語」の一つになります。
「尊敬語」と「謙譲語」と「丁寧語」の違い
3つの言葉は「敬語」と呼ばれるもので、周囲の人を敬ったり、美しい言葉遣いをするときに使います。
「尊敬語」は「目上の人の動作に使う言葉」という意味があります。
「謙譲語」は「へりくだって、相手を立てる言葉」という意味があります。
さらに「丁寧語」は、「丁寧にする表現」という意味があります。
敬う相手自体を高める言葉遣いを「尊敬語」と呼び、自分がへりくだることで相手に敬意をしめすのが「謙譲語」という意味があります。
そのため「主語」に違いがあり、「尊敬語」は主語が敬う相手になり、「謙譲語」は主語が自分自身になります。
一方で「丁寧語は、相手を敬うというよりも、美しい言葉を使うことを意識して使う言葉という大きな違いがあります。
まとめ
3つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。