「集積」と「集約」の違いとは?分かりやすく解釈

「集積」と「集約」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「集積」「集約」の違いを分かりやすく説明していきます。

「集積」とは?

集積とは、しゅうせきという読み方をすべき言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解可能な事でしょうが、あつまるといった意味の集の漢字に、つみ重なるやつもる事といった意味がある積の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。

だからこそ集積は、集めて積み上げる事を表すのです。


「集積」の使い方

集積は、集めて積み重ねるという意味に使われる言葉となっています。

ポイントとしてはただ集めるだけでなく、積み上げたり重ねるという所にあるのです。

具体的な例としてゴミ集積場があり、この集積という言葉が使用されている事からでも理解出来る様に、各家庭が出したゴミが集められた上で積み重ねる様にして置かれていたりします。

つまりその様な状態の事を集積と呼んでおり、この言葉が使われているのです。


「集約」とは?

集約とは、しゅうやくという読み方をする言葉となっています。

文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、あつめるやあつめたものといった意味を持っている集の文字に、紐で結ぶとか締めくくるといった意味を有する約の文字を加える事で完成した言葉です。

以上の事から集約は、物事を整理した上で、一つに纏めるといった意味を示します。

「集約」の使い方

集約は、複数のものを集めた上で一つに纏めるという意味に用いられる言葉です。

要するにバラバラにあるものを整理する事により纏める、という意味を示します。

例えば複数ある情報や意見の共通点を探し出して一纏めにして行く際に、この集約という言葉が使用されたりするのです。

他にもバラバラにある資料を一つに纏める作業に対して、この集約という言葉が用いられたりします。

「集積」と「集約」の違い

集積と集約の文字表記を並べて見比べを行ってみれば、直ぐに2文字目の漢字が積と約という明らかな違いがある事に気付く事が可能です。

所が最初の漢字は同じ集であり、どちらも漢字2文字で表記可能であるといった共通点もある事から、ごっちゃになってしまう人も珍しくありません。

ただし2文字目の漢字が違う事で、表す意味合いにも違いがあるので、そこをきちんと踏まえておけば、使い分けの際に悩む事はないです。

まず集積は、集めて積み重ねるという意味を表します。

一方の集約は、物事を整理しつつ、一つに纏める事を示す言葉です。

まとめ

2つの言葉は、どちらも最初に集という同じ漢字が使用されており、更に漢字2文字で表記される言葉同士です。

ですが2文字目の漢字が違う事により、示す意味にも相違点が生まれているので、そこをきちんと把握すれば使い分けで間違う事は回避出来ます。

ちなみに集積は、集めて積み上げたり、積み重ねるといった意味に使われる言葉です。

対する集約は、幾つかあるものを整理する等して、一纏めにするという意味に用いられる言葉となっています。