改善に向けて物事を進めていくときに「問題点」と「課題点」が取り上げられます。
このふたつは具体的にどのような違いで区別されているのでしょうか。
今回は、「問題点」と「課題点」の違いについて解説します。
「問題点」とは?
「問題点」とは、「現状において改善が必要とされている部分」を意味する言葉です。
「問題点」の使い方
改善に向けて物事を進めていくとき、現状で十分であるかどうかチェックするところからスタートします。
チェック作業では上手くいっているところや成功事例が見つかるだけでなく上手く行っていない部分や失敗事例も洗い出されます。
「物事において上手く行っていないところや失敗しているところ」を「問題点」といいます。
現状において抱えている弱点であり改善に成功すればより良い結末が期待できるような場所を指す言葉です。
「問題点」という場合には事実や状況のみを指します。
現状から導き出され客観的に指摘できるのが「問題点」でありそれをどのように扱うかに決まりはありません。
一般的には改善のために調査し対処方法を考えた上で実行しますが、予算や時間などの理由により「問題点」を理解した上で後回しにしたりわかっていながら放置したりこともあります。
「課題点」とは?
「課題点」とは、「解決しなければいけない部分」を意味する言葉です。
「課題点」の使い方
「課題点」の「課題」とは、「理想と現実のギャップを克服するために乗り越えなければいけない事柄」を意味します。
目標達成のためにクリアすべき具体的な命題が「課題」であり「課題点」は「課題となるべき点」つまり「具体的な方法や手段を持って解決スべき箇所」を意味する言葉です。
「課題点」は事実や現実を元に人の判断によって設定されるテーマにあたるものです。
同じような状況でも判断基準により「課題点」は異なります。
複数の「課題点」が存在する場合は順番を付けてそれぞれ克服していくのが一般的ですが、やり方や方法を工夫して複数を一度に克服することもあります。
「問題点」と「課題点」の違い
「問題点」とは理想と現実の差異を引き起こしている原因を指し、「課題点」は理想と現実の差異を埋めるため煮筆求められる具体的な方法に関わる部分を指します。
例えば「持ち運びにくいので荷物をコンパクトにまとめたい」という目標が設定されているとき、「持ち運びやすいサイズに対して現状では大きすぎる」というのが「問題点」にあたります。
「課題点」は「荷物をコンパクトにまとめたい」を実現する具体的な方法、例えば「小さなかばんを用意する」「荷物の量を減らす」となります。
事実として確認できる客観的な情報が「問題点」、「問題点」を改善すべきと考えたときに克服する必要がある部分が「課題点」という違いで区別されます。
「問題点」の例文
・『誰が見ても問題点は明らかだ』
・『問題点は分かったがどうすればいいのか見当検討がつかない』
「課題点」の例文
・『課題点をふまえて話し合いを行う』
・『実験により課題点が浮き彫りになった』
まとめ
「問題点」と「課題点」は似ているようで大きく違う言葉です。
正しい意味を理解せずに使うと誤解を招いてしまうので注意してください。