この記事では、「実体経済」と「金融経済」の違いを分かりやすく説明していきます。
経済用語を学びましょう。
「実体経済」とは?
実体経済(じったいけいざい)とはサービスや商品を買って、その代金を支払う経済のこと。
実物経済という場合もあります。
またこの数値を具体的にあらわしたものを、実質国内総生産といいます。
実体経済をひも解いていくと、どのくらい日本の経済が動いているのか、リアルな数字がわかります。
株価だけでは読み取れない、景気の上がり下がりを推測していけます。
どのくらい人々が新しい商品やサービスに魅力的に感じてお金を支払っているのか、理解していけます。
「金融経済」とは?
金融経済(きんゆうけいざい)とは、投資や預貯金をおこなう経済活動です。
商品やサービスなどを手に入れず、お金だけをうごかす特殊な経済活動をいいます。
こうしたお金のやり取りは経済界に大きな影響を与えているので、金融経済と呼んで区分化しているのです。
例えばニュースで「株価が上がった」という話題を耳にすることがあります。
このような場合は、金融経済が白熱していることを物語っています。
世界の投資家たちが、こぞって金融商品や株を取引きしている証になります。
最近は日本の金融経済の規模は、ふくらみ続けています。
「実体経済」と「金融経済」の違い
どちらも経済にまつわる、重要なキーワードです。
「実体経済」と「金融経済」の違いを、分かりやすく解説します。
まず実体経済とは「モノとお金をやり取りする」経済活動をいいます。
例えば量販店に出かけて、冷蔵庫やテレビを購入するのは実体経済です。
形あるものや形あるサービスを紙幣で支払っているので、実体経済のひとつになります。
対して金融経済とは、銀行で定期預金を預けること、または証券会社で株を購入する経済活動をいいます。
銀行にお金を預け、証券会社で株のやり取りをおこなったとしても、目に見えるモノが残るわけではありません。
つまり「目に見えない、お金のやり取り」を金融経済と呼んでいます。
日本ではバブルがはじけてから、実体経済よりも金融経済の方が上回る状態がつづいています。
軒並み株価は高値を更新し続けているのに、肝心の景気が伴わないジレンマを抱えているのです。
実体経済は日本で暮らす国民が「景気が良くなった」と初めて実感したときに上昇します。
反対に「景気が良くなった」と実感できないのに、勝手に上がっていくのが金融経済です。
日本の景気を根本から立て直すためには、新たな金融政策をおこない経済のテコ入れをすることが大切です。
まとめ
「実体経済」と「金融経済」の違いを分かりやすくお伝えしました。
実体経済とは、モノやサービスとお金を交換する「形ある経済」をあらわします。
一方で金融経済とはお金とお金のやり取りをおこなう「モノのない経済活動」をいいます。
景気が上がったと多くの人が実感する世の中にするためには、実体経済が良くなることが大前提です。