この記事では、「シニアリーグ」と「ボーイズリーグ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「シニアリーグ」とは?
「リトルシニア」ともいい、「リトルリーグ」の先輩的存在で、中学生を対象に野球を指導し、体力向上などを養うスポーツ団体になります。
「リトルリーグ」とは、アメリカ合衆国発祥の、少年少女を対象とする硬式野球のリーグで、国際本部はアメリカ合衆国のペンシルベニア州に置かれています。
日本の「リトルリーグ」は、1955年頃にスタートしています。
「シニアリーグ」は、1972年に日本リトルシニア野球協会として発足しました。
終戦後は、しばらくの間中学生の硬式野球は復活していませんでしたが、リトルリーグ卒業生の強い要望もあり、中学生対象のシニアリーグが結成され、夏と秋は各連盟の大会を行い、春には全国選抜大会、夏には日本選手権大会などを行うことを決めました。
今では、MCYSA全米選手権大会や、日台対抗国際野球大会、台北市国際野球大会に参加するなど、国際大会にも参加しています。
「ボーイズリーグ」とは?
少年硬式野球の団体の一つで、正式名称は、公益財団法人日本少年野球連盟です。
1970年に、大阪市でスタートしました。
南海ホークスの黄金時代を築いた名監督で、プロ野球史上最多勝監督でもある鶴岡一人(つるおかかずと)が主導し、28チームの少年野球団で活動していました。
最初の頃は近畿圏が中心でしたが、その後全国各地に広がり、700チーム以上の組織になっています。
中学校の野球部では、主に軟式ボールが使われています。
高校に向けての基礎作りや、高校生になる前から硬式ボールに慣れたいと思う人にとって、校区の垣根を越えて、全国規模の組織で硬式野球のプレーを出来ることから、プロ野球選手を目指す子どもにも人気があります。
「シニアリーグ」と「ボーイズリーグ」の違い
「シニアリーグ」は、リトルリーグの先輩的存在なので、中学生が対象です。
それに対し、「ボーイズリーグ」は、小学生の部と中学生の部があります。
リトルリーグには、まだ身体が出来上がっていない選手を守るために、投手の投球数制限や離塁の制限などがあります。
それに対し、「ボーイズリーグ」は、制限が緩くなっています。
シニアリーグになると、その差はほとんど無くなります。
「シニアリーグ」は、身につけるものが白黒一色と決められていますが、「ボーイズリーグ」は他の色のバッティング手袋などを使っても良いとされています。
また、「シニアリーグ」は一般財団法人日本リトルシニア中学硬式野球協会で、「ボーイズリーグ」は公益財団法人日本少年野球連盟なので、組織が違います。
全国大会は、「シニアリーグ」は東京で行われ、「ボーイズリーグ」は大阪で行われています。
まとめ
「シニアリーグ」と「ボーイズリーグ」の違いについてみてきました。
違いを知って、役立ててください。