この記事では、「捜索」と「探査」と「探索」の違いを分かりやすく説明していきます。
「捜索」とは?
「捜索」は「そうさく」と読みます。
「捜索」は「行方不明の人や物を探し求めること」という意味があります。
また、「捜索」には、「刑事訴訟法に基づいて、裁判所や検察官、また司法警察職員などが、証拠物件や犯人を発見するため、人の体や物件、住居などを強制的に調べること」という意味があります。
「捜索」の言葉の使い方
雪山で遭難してしまった人がいるとき、救助のために遭難者の居所を探し求める場合、「雪山において、遭難者を捜索する」などという文章にできます。
また、殺人事件の犯人と思われる被疑者がいるとき、警察が、被疑者の家に置かれている事件に関連する証拠を発見するため、強制的に調べる様子を、「殺人事件の被疑者の自宅に入り、証拠品を捜索する」などという文章を作ることができます。
「探査」とは?
「探査」は「たんさ」と読みます。
「探査」には、「未知の物事について探り調べること」という意味があります。
「探査」の言葉の使い方
火星は、まだまだ未知の物事ばかりの星と言うことができます。
そのため、火星に行き、ロボットを使って探り調べる場合は、「ロボットを使って、火星探査を行う」などという文章にできます。
また、金鉱脈を見つけるため、まだ未知の鉱山を発掘することがあるかもしれません。
このような場合は、「金鉱山の有無を探査する」などという文章を作ることができます。
「探索」とは
「探索」は「たんさく」と読みます。
「探索」は、「未知の事柄などを探り調べること」という意味があります。
また「探索」には、「罪人の行方や罪状などを探り調べること」という意味があります。
「探索」の言葉の使い方
海底はまだまだ未知の世界が広がっています。
そのため、海底について調べる場合、「海底探索をする」という文章にできます。
また、ある事件がある時、事件を起こした人の背後関係などを調べる場合、「被疑者の背後関係を探索する」などという文章を作ることができます。
「捜索」と「探査」と「探索」の違い
「捜索」は「行方不明の人や物を探し求めること」という意味があります。
「探査」には、「未知の物事について探り調べること」という意味があります。
さらに「探索」は、「未知の事柄などを探り調べること」という意味があります。
行方不明の人などがいる場合は「捜索」という言葉を使いましょう。
また、「未知のもの」について調べる場合、「探査」と「探索」を使います。
ただし、「探査」の場合は、「物事」を調べるという意味があるのに対して、「探索」の場合は「事柄」を調べるという違いがあります。
「探査」は、「月面」など、調べる対象物がハッキリしている場合に使う言葉になります。
まとめ
「捜索」と「探査」と「探索」の違いについて見てきました。
3つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。