この記事では、「中止」と「延期」と「中断」の違いを分かりやすく説明していきます。
「中止」とは?
計画または進行していた事を途中でやめることを指し、再開されるケースもあります。
雨で運動会が中止というケースでは雨によって運動会が出来ないということで、代替日程もない場合が中止となります。
製品の生産を終わらすことは生産中止という言葉を使えますが、生産終了、生産完了という言い方を使うケースもあります。
水道の使用は始める時は開始、やめることは中止となっています。
計画中止という言葉ではその計画が途中で終わってしまうことになってしまい、目的は達成されないままとなってしまいます。
その計画で得られた知見が活用されるかは計画の性質によるところが大きいと言えるでしょう。
発売中止になったゲームはゲームが完成した段階というものもいくつあり、ロムが発見される、新たなゲーム機で発売されると言ったケースがあります。
「延期」とは?
予定の期日を延ばすことを指し、5月発売予定が10月発売予定となる場合などが延期です。
また、発売日未定になってしまう延期というケースも有り、ひどい場合では予約などが取り消しになってしまうこともあります。
運動会の延期という言葉であれば代替日程において開催するということになります。
プロ野球は完全な試合中止は基本的になく、日程は延期になりますが、シーズン終盤に日程が挟まれることが多くなっています。
延期が目立つのはゲームの世界ですが、最近のゲームはアップデートが可能になったため延期が減っているという見方もできますが、スマホゲームなどは様々な理由で2年以上の延期をしてサービス開始が危ぶまれるケースすらあります。
延期は計画は続いているということは言えますが停滞しているのか、進んでいるかまでは計画をしている側にしかわからない面があります。
「中断」とは
進行中の物事が途中で途切れてしまうことを指し、再開する、再開の意志があるケースが多くなっています。
テレビ番組の重大なニュースなどによる中断は可能であれば中断前の番組に戻すという意志はあります。
工事を中断という場合は安全の確保のために作業を一旦止めざるを得ないというケースが多いですが、安全を確保できれば再開されます。
ゲームの中断という言葉では途中まで進めていたゲームがそのまま再開できるという事になり、80年代初期のゲームではパスワード方式を採用していました。
「中止」と「延期」と「中断」の違い
中止は途中でやめること、延期は先延ばしにすること、中断は一旦やめてまた再開することを指し、延期と中断は似ていますが、延期はまだ世に出ていない製品の発売日を延期するという使い方が見られ、中断であれば夜に出ている製品の販売を中断するという使い方になります。
ゲームの中断という使い方では一旦ゲームを休むということになりますが、ゲームの延期という言葉では発売やサービス開始の日が先に伸びてしまうことを指します。
まとめ
「中止」と「延期」と「中断」はプロ野球の試合で例えると、雨で中止というケースがありますが、その試合は期日を延期して別の日に行われます。
天候が悪い場合中断をすることもありますが、天候が回復次第再開を目指すという違いがあります。