この記事では、「逸品」と「名品」と「絶品」の違いを分かりやすく説明していきます。
3つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「逸品」とは?
「逸品」は「いっぴん」と読みます。
「逸品」は、「この上もなく優れた品物や作品」という意味があります。
どの品物や、作品と比較しても負けない、素晴らしい品物や作品に対して、「品物」という言葉を使ってみましょう。
「逸品」の言葉の使い方
骨とう品を販売しているお店に行った時、とても素晴らしい陶磁器を見つけることがあるかもしれません。
このような場合は、「陶磁器の逸品を見つけた」という文章にできます。
また、日本刀を購入しようと販売店に行った時、店主が、素晴らしい日本刀だと推薦する時、「この日本刀は逸品ですよ」などというかもしれません。
「名品」とは?
「名品」は「めいひん」と読みます。
「名品」は、「優れた品物。
名高い品物」という意味があります。
「名品」の言葉の使い方
サングラスを購入しに行った時、優れたサングラスだと定評がある商品が陳列されているかもしれません。
この場合は、「サングラスの名品が陳列されている」という文章にできます。
また、セレクトショップに買い物に行った時、優れていると評判の服ばかり置かれている場合は、「このセレクトショップは名品ぞろいだ」などという文章にできます。
「絶品」とは?
「絶品」は「ぜっぴん」と読みます。
「絶品」は、「非常に優れた品物や作品」という意味があります。
「絶品」の言葉の使い方
ランチでトンカツを食べたときに、とても美味しいと感じることがあるかもしれません。
このような場合は、「ランチで食べたトンカツは絶品だった」などという文章にできます。
「逸品」と「名品」と「絶品」の違い
「逸品」は、「この上もなく優れた品物や作品」という意味があります。
また「名品」は、「優れた品物。
名高い品物」という意味があります。
さらに、「絶品」は、「非常に優れた品物や作品」という意味があります。
特に、料理など、グルメの場面で使われることが多い言葉になります。
「絶品」と「逸品」は、同じくらい、素晴らしいものに対して使う誉め言葉になります。
ただし、「絶品」は、料理人が作った料理、武芸者の技など、人の技術に対して使われることが多いのに対して、「逸品」は、物に対してしか使わないという違いがあります。
また「名品」は、すでに優れた商品だという定評があるものに対して使う言葉という違いがあります。
そのため、誰からの技術が素晴らしい場合は、「絶品」を、物が素晴らしいなら「逸品」を、さらに素晴らしいと定評があるものに対して「名品」という言葉を使ってみましょう。
まとめ
「逸品」と「名品」と「絶品」の違いについて見てきました。
3つの言葉には明確な意味の違いがありました。
意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。