この記事では、「手軽」と「気軽」と「気楽」の違いを分かりやすく説明していきます。
「手軽」とは?
「手軽」は「てがる」と読みます。
「手軽」は、「手数がかからず、簡単な様子」という意味があります。
何かをするときに、手数がかからず簡単にできるようなときに、「手軽」という言葉を使います。
「手軽」の言葉の使い方
食事を作る時に、野菜を切ってレンジで温めるだけのような、手数がかからず簡単な料理をする場合、「手軽な食事を作る」などという文章にできます。
また、購入してから、特に難しい設定などをせずに、いきなり使えるようなパソコンは、「手軽に使えるパソコン」と表現できます。
「気軽」とは?
「気軽」は「きがる」と読みます。
「気軽」は「こだわったり面倒がったりしないで、行動に出る様子。
堅苦しくなく、気が置けない様子」という意味があります。
「気軽」の言葉の使い方
誰かに頼みごとをされたときに、面倒くさがらず、引き受けるための条件などを考えずに、すぐに引き受けるタイプの人がいます。
このような人は、「頼みごとを気軽に引き受ける人」と表現できます。
また、堅苦しくない服装で、コンビニに出かける時、「気軽な服装でコンビニに行く」などという文章を作ることができます。
「気楽」とは?
「気楽」は「きらく」と読みます。
「気楽」は「心配や苦労がなく、のんびりしていられること。
その様子」という意味があります。
また「気楽」には「物事にこだわらないで、のんきな様子」という意味があります。
「気楽」の言葉の使い方
心配や苦労がないような、のんびりできる立場にいる人は、「気楽な身分」と呼ばれます。
「学生は気楽でいいね」などと、言われる人もいるでしょう。
また、のんきな生活を送りたいと考える人がいるかもしれません。
このような人は、「気楽に暮らすのが夢だ」などと心情を言葉にすることができます。
「手軽」と「気軽」と「気楽」の違い
「手軽」は、「手数がかからず、簡単な様子」という意味があります。
「気軽」は「こだわったり面倒がったりしないで、行動に出る様子。
堅苦しくなく、気が置けない様子」という意味があります。
さらに「気楽」は「心配や苦労がなく、のんびりしていられること。
その様子」、「物事にこだわらないで、のんきな様子」という意味があります。
このように、「手軽」は「手数がかからず簡単なこと」を意味し、「気軽」は「こだわらないこと」、さらに「気楽」は「のんびりしていて、のんきなこと」を意味するという違いがあります。
誰かが手数がかからず簡単なことをしている時、「手軽」という言葉を使い、こだわらずに何かをしている場合は「気軽」を使い、のんびりしているように見える場合は「気楽」を使うようにするといいでしょう。
まとめ
「手軽」と「気軽」と「気楽」の違いについて見てきました。
3つの言葉の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。