この記事では、「治療」と「処置」と「手術」の違いを分かりやすく説明していきます。
「治療」とは?
「治療」は「ちりょう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「病気やケガを治す医療行為のこと」という意味で、病気に対して薬を処方したり、ケガの手当てをしたりなど直接医療を行うことです。
2つ目は「症状を治癒・軽減させる為の技法」という意味で、整体や温熱療法など、症状を緩和させることを目的として行う医療保険外の行為です。
上記に共通するのは「病気やケガを治す」という意味です。
「治療」の使い方
「治療」は名詞として、「治療する・した」「治療を受ける」「治療済み」「治療不可」などと使われます。
基本的に、病気やケガを治す為の医療行為や、症状を緩和させる為にする医療保険外の行為のことに使われる言葉です。
「治療」の例文
・『歯医者で治療を受ける』
「処置」とは?
「処置」は「しょち」と読みの意味は以下の通りです。
1つ目は「その場や状況に応じた判断で手段を選び、ものごとに手じまいを付けること」という意味で、その時の状況に合わせてやるべきことを判断して、ものごとを終わらせることです。
2つ目は「病気やケガを手当すること」という意味で、症状に合わせてふさわしい手当することです。
上記に共通するのは「適切な手段を取る」という意味です。
「処置」の使い方
「処置」は名詞として「処置する・した」「処置を受ける」「処置室」「処置済」などと使われます。
基本的に、その場の状況に応じて適切な手段を取り済ませることや、病気やケガの手当てをすることに使われる言葉です。
「処置」の例文
・『ケガをしたので元看護士の人に応急処置してもらう』
「手術」とは?
「手術」は「しゅじゅつ」と読み、の意味は以下の通りです。
1つ目は「医者が患部を切開・切断などをして、病気を回復させる技術」という意味で、メスなどで切開して身体の内部の悪い部分を治す行為のことです。
2つ目は「ものごとを大幅に立て直すこと」という意味で、ものごとを大掛かりに変えて直すことです。
上記に共通するのは「内部をなおす」という意味です。
「手術」の使い方
「手術」は名詞として「手術する・した」「手術を受ける」「手術室」「大手術」などと使われます。
基本的に、メスを使用して患部を切開する医療行為や、転じてものごとを大がかりに改めることに使われる言葉です。
「手術」の例文
・『病院で盲腸の手術を受ける』
「治療」と「処置」と「手術」の違い
「治療」は「病気やケガを治す為の医療行為」「、症状を緩和させる為にする医療保険外の行為のこと」という意味です。
「処置」は「その場の状況に応じて適切な手段を取り済ませること」「病気やケガの手当てをすること」という意味です。
「手術」は「メスを使用して患部を切開する医療行為」「ものごとを大がかりに改めること」という意味です。
まとめ
今回は「治療」と「処置」と「手術」について紹介しました。
「治療」は「病気やケガを治す手段」、「処置」は「病気やケガの手当て」、「手術」は「患部を切開する手技」と覚えておきましょう。
