「資本」と「資産」と「負債」の違いとは?分かりやすく解釈

「資本」と「資産」と「負債」の違い生活・教育

この記事では、「資本」「資産」「負債」の違いを分かりやすく説明していきます。

「資本」とは?

資本とは、しほんという読み方をすべき言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、元手といった意味の資の漢字に、もととなるものやこんぽんといった意味がある本の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。

だからこそ資本は、事業や商売を行うために必要な基金や元手を表すのです。


「資本」の言葉の使い方

資本は、事業を立ち上げたり商売を始める際に必要となる元手を意味する言葉として使われています。

特に事業を開始するために要したお金の事を、資本金という言葉で表現する事が多いです。


「資産」とは?

資産とは、しさんという読み方をする言葉となっています。

文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、ある事に役立てる金品といった意味を持つ資の文字に、ものを作り出すといった意味を有する産の文字を加える事で誕生した言葉です。

そのため資産は、個人や法人が所有している金銭や建物、土地等の総称を示します。

「資産」の言葉の使い方

資産は、個人や法人が有している財産を示す言葉として用いられているのです。

金銭や土地は勿論、有形、無形を問わず所有している全ての財産を表現する言葉となっています。

「負債」とは

負債とは、ふさいという読み方をする言葉です。

漢字で表記されたこの言葉を見れば明らかな事ですが、マイナスやまけといった意味を所有する負の漢字に、借りがある事やおいめといった意味を表す債の漢字を組み合わせる事で完成した言葉となっています。

なので負債は、他から金品を借りて返済の義務を負う事や借金を表現するのです。

「負債」の言葉の使い方

負債は、金銭や物品を借りる事で返済の義務を負う事や、借金という意味合いを示す言葉として用いられています。

会社やお店の負債が増えると、倒産というリスクが高まる事になるので、ネガティブな意味合いの言葉として使用される事が多いです。

「資本」と「資産」と「負債」の違い

資本と資産、負債の文字表記を見比べると、本と産、負と債という漢字の違いを見付ける事が出来ます。

同時に資本と資産は、最初に同じ資の文字が使われているため、混同する恐れがある言葉と言えるのです。

ただし3つの言葉は表す意味合いに違いがあるので、そこを理解すれば使い分けで間違う事はありません。

ちなみに資本は、商売や事業を始める際の元手を意味する事が多いです。

一方の資産は、法人が所有する金銭や建物、土地等の全ての財産の総称となる言葉となっています。

負債は、借金や他から金品を借り入れする事で、返済の義務を負う事を示す言葉です。

まとめ

3つの言葉は、3つ共に共通する漢字はありません。

ですが資本と資産は、同じ資の漢字が使用されているため、意味を混同する恐れはあるのです。

もっとも3つの言葉は示す意味に違いがあるので、それぞれの意味を把握すれば使い分けに迷う事もなかったりします。

まず資本は、商売や事業を開始するのに必要となる基金を表す言葉です。

次に資産は、会社や個人が所有する土地や金銭、建物といった全ての財産を指し示す言葉となっています。

最後に負債は、他から金銭や物品を借り入れする事で生じる返済の義務や、借金そのものを示す言葉です。