「急激」と「急速」と「高速」の違いとは?分かりやすく解釈

「急激」と「急速」と「高速」の違い生活・教育

この記事では、「急激」「急速」「高速」の違いを分かりやすく説明していきます。

「急激」とは?

「急激」は、変化する度合いが大きいことです。

例えば、変化の度合いが20%から100%までに変化した場合、変化の度合いは80%になり、これは極端に変化しています。

この急激な変化を「急激」と呼びます。

例を挙げますと、「急激な成長」という言葉は、変化の度合いがあまりにも大きいが故別人のように見えることです。


「急速」とは?

「急速」は、変異の割合ついては触れず、変異する速度が速いと述べているだけです。

例えば、「急速充電器」という製品がありますが、これは、電池の要領が空っぽの状態から満充電という状態変化に至るまでが速いということです。

よって、「急速」は、速さを重視して物が変化することを指します。


「高速」とは

「高速」は、速度が速いことで変異であれば変異速度が速いことです。

ただ、「急速」という言葉も変異速度が速いことであるとした場合、「両者は同じです。

例えば、「高速充電器」「急速充電器」は、流れ出る電力の量によって電池が充電される速度が変化するので、ぶっちゃけると「高速充電器」「急速充電器」はどっちが充電速度が速いの?と言われても分かりません。

よって、両者は、最終的な結果に至るまでの速度はどうであるかは分からないです。

何故なら、どっちが速いかは、明確な速度を述べないと分からないが故、「急速」「高速」は速度の明記が必要です。

「急激」と「急速」と「高速」の違い

まず、「急激」は速度に触れておらず、物が変化することを指しているので、これは、「急速」「高速」と異なる点は速度を重視していない点です。

よって比較すべくは、「急速」「高速」で両者は、結果に至るまでが速いと述べています。

しかし、問題となるのは、どちらが結果に至るまでの速度が速いの?という問題で、これについては、速度が速い方がその結果に至るとしか言えません。

例えば、「高速充電器」「急速充電器」であれば、どっちの方が電力を大量に消費して充電速度を稼ぐかという問題になり、どっちが速いかは未知数です。

よって、「急速」「高速」は速度を重視している割には、結果に至る速度については分からないので一応同じ意味であると捉えるとよいでしょう。

まとめ

「急激」については、劇的に変化することで速度については触れていません。

逆に、「急速」「高速」については速度に触れていますが、この言葉だけでは速度がどちらが早いか分かりません。

よって、無理やり違いを付けたいと思うのであれば、「急速充電器」の製品は30分程度で充電完了や、「高速充電器」は50分で充電完了という具合にメーカー側が、「急速」「高速」の速度の違いを出すべきです。

「高速」にしろ「急速」にしろ、速度がどの程度早いかという目安が無いとどっちも速度が速いことを述べているので、「急速」「高速」という言葉だけでは同じ意味であると捉えてよいです。

よって「急激」だけが速度を表しておらず、別物としました。