「進歩」と「前進」と「漸進」の違いとは?分かりやすく解釈

「進歩」と「前進」と「漸進」の違い生活・教育

この記事では、「進歩」「前進」「漸進」の違いを分かりやすく説明していきます。

「進歩」とは?

「進歩」とは、物事が時の経過と共に次第に良くなっていくことという意味があります。

また、文明、社会などが発展していくことも「進歩」と言います。

「進歩的」という言葉がありますが、これは新しい考えを持っている様子という意味になります。

反対語は「退歩」と言います。

「退歩」は後戻りすることで、物事が以前よりも悪くなるという意味になります。

「進歩」と併せて覚えておくといいでしょう。

「進歩した文明」「先週よりは確実に進歩している」「彼は進歩的な思想の持主だ」などと使います。


「前進」とは?

「前進」とは、前へ進むことという意味と、程度などが進んだ段階になることという意味があります。

前後にある言葉からどちらの意味合いか判断するようにしましょう。

「部隊を休ませず、前進させなければ間に合わない」「後退してはいけない、前進あるのみだ」「この塾に入れて一カ月、前進の跡が見られる」などと使います。


「漸進」とは

「漸進」とは「ぜんしん」と読みます。

「前進」と同じ読み方ですが意味が違いますので混同しないように気をつけてください。

「漸進」とは順を追って少しずつ進んでいくことという意味になります。

「漸進的」という言い方をしますが、これは急激にではなく、順を追って徐々に目的を実現しようとする様子という意味になります。

また「漸進」の反対語は「急進」となります。

「漸進」と一緒に覚えておくといいでしょう。

「学力が漸進する」「漸進的な改革だが上手くいくかどうかわからない」などと言います。

「進歩」と「前進」と「漸進」の違い

「進歩」「前進」「漸進」の違いを解説します。

この三つの言葉は「進む」という意味合いが共通しています。

どれを使っても何となく言いたいことは伝わるのですが、言葉の意味としては違います。

正しい意味を覚えて、ふさわしい言葉を使うようにしましょう。

「進歩」とは物事が時の経過と共にどんどん良くなっていくことを言います。

文明、社会など発展していく時に使われます。

ちなみに時の経過と共に悪くなっていくことは「退歩」という言葉で表します。

「前進」とは前へ進むことという意味と、程度などが進んだ段階になることという意味があります。

「前進」「進歩」と同じくいい意味合いで使います。

「漸進」とは、順を追って少しずつ進んでいくという意味になります。

何かを変えようとする時、ゆっくりと手順を踏むという場合が「漸進主義」で、急激に変えようとする場合は「急進主義」となります。

どちらがいい、悪いと決めつけることではありません。

三つの言葉の違いをごく簡単に覚えやすくまとめますと「進歩は次第に良くなっていくこと」「前進は程度などが進んだ段階になること、前へ進むこと」「漸進は少しずつ進むこと」となります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「進歩」「前進」「漸進」の違いを解説しました。

言葉の意味を正しく理解して使い分けていきましょう。