この記事では、「我慢強い」と「忍耐強い」の違いを分かりやすく説明していきます。
「我慢強い」とは?
つらいことや苦しいことに耐える力が強いという意味です。
つらいことや苦しいことといっても、肉体的なものと精神的なものがあります。
この言葉の場合は、肉体的な苦痛をこらえることを特にいいます。
たとえば、小さな子どもが転んで、膝を擦りむいたとします。
出血をしていて痛そうです。
転んだときに泣く子どももいれば、泣かない子どももいることでしょう。
ある子は、本当は痛くてつらく、泣きたい気持ちがあるのですが、ぐっとこらえました。
このようなさまを意味する言葉です。
「忍耐強い」とは?
苦しいことがあってもじっと耐え忍ぶ力が強いという意味です。
とくに精神的なつらさにじっと耐える強さをいいます。
たとえば、難しい仕事を行っているとします。
難しいからと放棄してしまう人もいれば、難しくても耐えて仕事を続ける人もいることでしょう。
この言葉の場合は、後者のさまを意味しています。
難しく困難で苦しくても、それに耐えて物事を続けるさまです。
今度はスポーツの練習で説明をします。
上達をするためには、つらい練習に耐えなければなりません。
思うように成果がでなかったり、練習が面倒になってしまったりすることもあるでしょう。
それでも、つらさに耐えて練習を続けることが、この言葉が意味するものです。
「我慢強い」と「忍耐強い」の違い
「我慢強い」と「忍耐強い」の違いを、分かりやすく解説します。
つらいことに耐える強さという意味が似ていますが、使い方にやや違いがあります。
前者の場合は、肉体的なつらさを耐える力も精神的なつらさを耐える力もいいます。
後者の場合は肉体的なことはいわず、精神的なつらさに耐える強さをいいます。
転んだけれど頑張って泣かないのは前者であり、後者ではありません。
まとめ
つらさに耐える力の強さという意味が似ていますが、そのつらさが肉体的なものなのか、精神的なものなのかという点に違いがあります。