「レシプロソー」と「セーバーソー」はどちらも工具を指す言葉です。
この2つは具体的にどのような工具を指しているのでしょうか。
今回は、「レシプロソー」と「セーバーソー」の違いを解説します。
「レシプロソー」とは?
「レシプロソー」とは、「電気の力で刃を動かし切断する工具」のことです。
「レシプロソー」の使い方
「レシプロソー」の「レシプロ」とは往復運動を意味します。
ノコギリを使用するときは人の力で刃を前後に動かし材料を切断しますが、このような前後の動きを表す言葉が「レシプロ」です。
「レシプロソー」とは人の力で刃を動かすのではなく電気の力によって動かすノコギリを指す言葉です。
電気の力で動くノコギリは一般的に電動ノコギリ、略して「電ノコ」と呼ばれますが電ノコには円形の刃が回転するタイプも含まれるのに対し「レシプロソー」は刃が回転するタイプは含まず前後に往復運動するタイプのみを指すという違いがあります。
棒状の資材を切断したり草や木を伐採したりなどの作業に用いられます。
「セーバーソー」とは?
「セーバーソー」とは、「往復運動する刃で切断する電動工具」のことです。
「セーバーソー」の使い方
電気の力で前後に動く刃で物体を切断する電動工具を指します。
切断系の電動工具の中では比較的安全性が高く取り回しやすいことから狭い作業場所などで使われます。
「レシプロソー」と「セーバーソー」の違い
「レシプロソー」と「セーバーソー」はどちらも刃が前後に往復運動する電動工具を指します。
指している電動工具は全く同じもので、2つの違いは「メーカー」です。
パナソニックやマキタなどのメーカーでは往復運動する電動工具を「レシプロソー」と呼び、ボッシュやhikokiは同じ電動工具を「セーバーソー」と呼んでいます。
まとめ
刃が往復する電動工具の往復運動を強調した呼び方が「レシプロソー」、刃で切断する点を強調した呼び方が「セーバーソー」という区別もできますが基本的には同じものであり呼び方による違いはありません。
メーカーによって名称が変わる慣習的な違いだけなので同じ工具だと考えてください。