「初々しい」と「うぶ」と「おぼこい」の違いとは?分かりやすく解釈

「初々しい」と「うぶ」と「おぼこい」の違い生活・教育

この記事では、「初々しい」「うぶ」「おぼこい」の違いを分かりやすく説明していきます。

「初々しい」とは?

「初々しい」とは、ある物事に慣れていない感じがあり、またその様子が好感の持てることを言います。

また古典における「初々しい」は、照れくさい、気恥ずかしい、新しいことなので落ち着かないといった意味になります。

いずれにしましても「慣れていない様子」といった印象としては同じです。

仕事や生活をする上でもの慣れていれば、頼りがいがあります。

しかし慣れている為に、雑な振舞いになったり、人によっては傲慢な態度になることもあるでしょう。

つまり「初々しい」は、慣れていないが、それが良いと思える時に使う言葉でもあるのです。

「先月入社したばかりで初々しい」「初々しい花嫁」などと使います。


「うぶ」とは?

「うぶ」とは、年が若くてずる賢さがない、純情な様子という意味があります。

ほとんどの場合は、男女の情、男女関係のことをわかっていないという意味合いで使います。

また「うぶ」には生まれた時のまま、自然のままという意味もあります。

例えば「産着」「産毛」「産声」などは「うぶ」と名詞を合わせた複合語となるわけです。

「うぶで困る」「うぶな青年だったが今では世間ずれしている」「うぶな娘」などと使います。


「おぼこい」とは

「おぼこい」とは、西日本方言とされる「おぼこ」を形容詞化した言葉となります。

子どもっぽい、幼稚であるという意味がありますが、俗に「初々しい」「未熟」という意味合いで使います。

例えば「おぼこ娘」という言葉ですが、これはまだ世に慣れていない娘、つまり男性に接したことがない女性、処女といった意味合いになるのです。

このような意味合いですので、あまり日常会話で使う言葉ではないでしょう。

また女性に向かって言えば、今の時代ではセクハラとなる可能性があります。

あくまでも意味として理解しておくようにしましょう。

「初々しい」と「うぶ」と「おぼこい」の違い

「初々しい」「うぶ」「おぼこい」の違いを解説します。

この言葉は年若い女性に対して使われることが多いという共通点があります。

しかし、それ以外の意味もありますので、それぞれの意味を間違えないようにしましょう。

「初々しい」とはもの慣れていない様子であることに好感が持てる時に使います。

慣れていない様子にイライラする時は「初々しい」とは言わないのです。

また女性に限定した言葉でもありません。

「うぶ」とは年が若く世間ずれしていない、純情である、男女の情に通じていないという意味があります。

女性だけでなく男性にも使うことがあります。

「おぼこい」とは言葉の意味としては子供っぽい、幼稚となります。

しかし俗に未熟、男性に接していない女性に使うことが多いですので、使い方には注意が必要となります。

男性、中年以降の年代に使うことはほとんどないでしょう。

簡単に覚えやすくまとめますと「初々しいは慣れていない様子に好感が持てる」「うぶは年が若く世間ずれしていない、純情、男女の情に通じていない」「おぼこいは子供っぽい、幼稚、処女」となります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「初々しい」「うぶ」「おぼこい」の違いを解説しました。

人に対して「初々しい」と言うのは構いませんが「うぶ」「おぼこい」などは場合によってセクハラとなる可能性がありますので使い方には注意してください。