「性格」と「個性」と「人格」の違いとは?分かりやすく解釈

「性格」と「個性」と「人格」の違い生活・教育

この記事では、「性格」「個性」「人格」の違いを分かりやすく説明していきます。

「性格」とは?

人それぞれが持っている、性質。

感じかた、考えかた、選択や行動の仕方を指す言葉で、優しい性格、厳しい性格、怒りっぽい性格、慎重な性格、豪快な性格などと言った使い方があり、自分で自分の性格を完全に把握しているわけではないため、性格診断を行うサービスも見られます。

ものに対しても性格という表現を使いますが、意志の方向性ではなく、車などであれば性能の目指す方向性などをさして性格と表記します。

ものに対しては性格が悪いという表現はあまり使いませんが、キャラクターであれば性格が悪いという事はありえます。

性格が悪いというのは主に自己中心的すぎることや乱暴すぎること、思いやりが一切ないことなどが挙げられ、人が困っているところを見て喜ぶなどは性格の悪さの代表的なものと言えるでしょう。


「個性」とは?

人それぞれが持つ他の人と違う、その人特有の性質、性格や個人の特性という意味で、無個性という場合は他の人と違う部分がないということになりますが、人口や人気のある商品やアーティスト、社会規範や道徳などから考えて、他人と性質は重なっても致し方ないところがあり、個性はあるに越したことはありませんが、無個性ということを非難すべきことでもないでしょう。

個性的なデザインと言う言葉では特有であるという度数が強い、インパクトが強いデザインであるということが出来ます。

個性がないデザインは目立たないデザインということが出来ますが、似ているものがないデザインと個性がないデザインは両立が可能なところが難しいところです。

個性は人や動物、ものなど幅広く使うことが出来ます。


「人格」とは

人柄という意味が基本としてあり、個人として独立しうる資格という意味合いが人格者における人格となります。

また、性格よりももっと広く捉え生活様式や個性などを含めたその人そのものを指すことがあります。

人間において人格が存在しないということは基本的にありません。

二重人格というように二つ以上の人格を一人の人間が持つケースは確認されています。

優れた人格の人は道徳的、社会規範、社会的課題に対して高い意識を持ち実行している人と言えるでしょう。

「性格」と「個性」と「人格」の違い

性格は人それぞれが持っている、性質。

感じかた、考えかたを指し、個性は、その人が好むことや得意とすることなどを含めて人と異なる特徴的な部分で、人格は社会から見たその人の役割で個性や性格を内包しつつ、社会規範などにどれだけ適合しているかなどを指す場合と、人柄というシンプルな見方がありますが、性格や個性をまとめたものということは出来るでしょう。

まとめ

「性格」「個性」「人格」は特に性格と人格が結びついており、個性は個人の趣向や好みと特徴などを指すため個性的で優しい性格の人、個性的ではなく冷たい性格の人など性格と切り分けられることが可能ではありますが、個性に性格の影響が出ることはあります。

性格と個性をまとめて、道徳的規範などの考え方を含めたものを人格といいます。