「雑誌」と「冊子」と「書籍」の違いとは?分かりやすく解釈

「雑誌」と「冊子」と「書籍」の違い生活・教育

この記事では、「雑誌」「冊子」「書籍」の違いを分かりやすく説明していきます。

「雑誌」とは?

定期的に刊行される出版物のことで、週刊、月刊、隔月刊、季刊などの刊行ペースが有り、一般的な漫画単行本は区分としては雑誌にあたり、流通ルートを拡大できるメリットが1960年代時点からありました。

現在でも雑誌は取次を通して書店だけでなく、コンビニや駅売店でも販売でき、雑誌であるためには雑誌コードというものが必要になります。

この雑誌コードは取得が難しいため、雑誌の売上が落ちても休刊という扱いにして書名を変えて雑誌コードをそのまま使用して別の雑誌にするというケースも見られます。

電子書籍においても定期刊行物という観点から雑誌という区分けが可能です。

また、日本雑誌広告協会雑誌分類認定委員会による細かい区分が用意されており総合月刊誌、一般週刊誌、写真週刊誌、女性週刊誌、自動車誌、少年、男性、少女、女性向けコミック誌などジャンルごとの分類があります。


「冊子」とは?

印刷物などを綴じた書物を指す言葉で、販売されているもの配布されているもの問わず冊子となり、説明書や自動車のカタログ、ページが綴じてあるタイプのパンフレットなども冊子に含まれます。

表紙、本文の概念があるものを察しという貯め、いわゆる本の形態を持つもの、雑誌、書籍も冊子ということが可能です。

印刷業界においては48ページまでのものを小冊子という区分を行っています。

なお、薄いものを冊子とする見方もありますが、ある程度厚みがあるものは本、雑誌、辞書などそのまま呼んでしまうことも有り、あまり厳密に運用されていない部分もあり、厚さのあるものも仕組みとしては冊子と同じであるということはできます。


「書籍」とは

本、書物、図書という意味で紹介され、人に内容を伝えるため表紙や本文をつけてまとめ、複数の紙を綴じたものということができます。

雑誌とは分類として分けられており、基本的には単発で出版されれるもの、不定期のシリーズで刊行されるものなどがあり種類は多数ありますが、発行部数は雑誌よりも少なめと言えます。

書籍には書籍コードが用意されていて、ジャンルなどもコードから読み取ることも可能です。

「雑誌」と「冊子」と「書籍」の違い

冊子は紙を綴じられた書物全般を指し、雑誌、書籍、辞書などあらゆるものを指す言葉となっています。

雑誌と書籍は刊行スタイルが違うことを指し、定期的に刊行されているものが雑誌、不定期や単発で刊行するものが書籍となっており、雑誌と書籍では雑誌のほうが流通ルートが広くなっています。

電子版は言葉としては電子書籍という言葉はありますが電子雑誌とは言いません。

まとめ

冊子は本の内容、刊行スタイルを問わず、紙を綴じている書物を指し、雑誌と書籍は刊行スタイルと流通形式の違いが主体となっている言葉で、雑誌は返品の期間などが設定されていることも有りサイクルの早い商品と言えます。