この記事では、「仕事」と「業務」と「勤務」の違いを分かりやすく説明していきます。
「仕事」とは?
「仕事」は「しごと」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「何かを作り出したり、成し遂げる為の行動」という意味で、ある目的の為にする行動のことです。
2つ目は「生計を立てる為にする職業」という意味で、お金を稼ぐ為にする定められた事柄のことです。
3つ目は「行動の結果」という意味で、自分が行動して出した成績のことです。
4つ目は「悪いことやたくらみを実行すること」という意味で、法律や決まりにそむいて行動することです。
上記に共通するのは「やり遂げること」という意味です。
「仕事」の使い方
「仕事」は、名詞として「仕事する・した」「力仕事」「やっつけ仕事」「ひと仕事」などと使われたり、副詞として「仕事して疲れる」などと使われます。
基本的に、何かを成し遂げる為にする行動のことや、お金を稼ぐ為に就く職業に使われる言葉です。
「仕事」の例文
・『もっとやり甲斐のある仕事を求めて転職する』
「業務」とは?
「業務」は「ぎょうむ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「職業や事業として継続して行う活動」という意味で、企業や組織の中で日常的にこなしていく作業のことです。
2つ目は「法律用語で、社会生活を送る為に反復・継続して行う活動のこと」という意味です。
上記に共通するのは「継続してする作業」という意味です。
「業務」の使い方
「業務」は名詞として「業務を行う・行った」「業務改善」「業務命令」などと使われます。
基本的に、会社や組織で、日常的に継続して行われる活動に使われる言葉です。
「業務」の例文
・『連休明けから通常業務に戻る』
「勤務」とは?
「勤務」は「きんむ」と読みます。
意味は「会社や組織と雇用契約を結んで働くこと」で、組織と契約して、自分の役割を与えられて、毎日そこで働くことです。
「勤」は「つとめる」とも読み「勤め先で働く」という意味、「務」も「つとめる」と読み「力を尽くして当たるべき仕事や役目」という意味、「勤務」は「勤め先で力を尽くして仕事や役目に当たること」になります。
「勤務」の使い方
「勤務」は名詞として「勤務する・した」「勤務実績」「勤務態度」「勤務時間」などと使われます。
基本的に、会社や組織と雇用契約を結び、自分の役割を与えられてそこで働くことに使われる言葉です。
「勤務」の例文
・『彼は市役所に勤務する公務員だ』
「仕事」と「業務」と「勤務」の違い
「仕事」は「何かを成し遂げる為にする行動」「お金を稼ぐ為に就く職業」という意味です。
「業務」は「会社や組織で、日常的に継続して行われる活動」という意味です。
「勤務」は「会社や組織と雇用契約を結び、自分の役割を与えられてそこで働くこと」という意味です。
まとめ
今回は「仕事」と「業務」と「勤務」について紹介しました。
「仕事」は「成し遂げること」「職業」、「業務」は「継続的な作業」、「勤務」は「契約して働く」と覚えておきましょう。
