皆さんは「婉曲」や「推定」「推量」と言った言葉を実際に使った経験があるでしょうか?
テレビドラマの中では時々耳にすることがあるかと思いますが、日常生活の中ではあまり使うことが少ないかもしれません。
そこでこの記事では、「婉曲」と「推定」と「推量」の違いを分かりやすく説明していきます。
「婉曲」とは?
「えんきょく」という読み方をする「婉曲」とは「表し方が遠まわしなこと」、あるいは「露骨にならないように言うこと」といった意味を持つ言葉です。
言い換えると「角が立たないように、穏やかな言い回しにすること」「露骨な表現を避けること」ということになります。
「婉曲」の例文
「婉曲」の例文を挙げると以下のようなものがあります。
・『患者さんがお亡くなりなったことを親族に婉曲にお伝えしました』
・『彼の申し出を婉曲に断った』
「推定」とは?
「推定」は「すいてい」という読み方になります。
「推定」の意味としては「推測して決定すること」「推し量って決めること」「おしはかって定めること」ということが言えるのですが、法律用語として用いられる際は、「ある事実・法律関係につき反証が成り立つまでそれを正当と仮定すること」という意味で解釈されます。
「推定」の例文
「推定」の例文は以下の通りです。
・『今回の災害の被災者は推定1万人を越える』
・『彼女の年齢は推定40歳過ぎじゃないか』
「推量」とは
「すいりょう」という読み方をする「推量」は「物事の事情や人の心などをおしはかること」ということを指しています。
「推量」の例文
「推量」の例文は次のようなものがあります。
・『アイツはどうせ推量で発言しているから気にしなくていいよ』
・『お前の推量っていつも当たることがなので信じる気はしないな』
「婉曲」と「推定」と「推量」の違い
ではここで「婉曲」と「推定」と「推量」の違いを考えてみることにしましょう。
「推定」の意味は、「推測して決定すること」や「推し量って決めること」ということでした。
法律関係や事実がはっきりしていないことがあった場合や争いや不確定な状態を避けるために反証成立まで正当と仮定するという意味でも使われてきました。
「事実に基づき、あれこれと考え判断することやはっきりと分からないことについて根拠をもとにして決めること」を表しているのです。
「推量」の意味は「推し量ること。
思いやること」でした。
「はっきりとしていない物事の状態や程度、人の心の中などを推し量ること」、「根拠がないのにな見当をつけること」などのニュアンスを持っています。
「婉曲」は 「相手を思いやりっ優しい表現をする」ということで使われることが多い言葉です。
まとめ
ここまで「婉曲」と「推定」と「推量」の違いを見てきましたが、個々の言葉の解釈が微妙に異なっていることがお分かりになったことでしょう。
日本語には似たような意味に思っても使われるシチュエーションが違うものがあるのでしっかりとチェックしておきたいものです。