この記事では、「しばしば」と「ときどき」と「たびたび」の違いを分かりやすく説明していきます。
「しばしば」とは?
「しばしば」は「屡々」と書きます。
意味は「同じことが何度も重なって行われる様子」という意味で、同じことが少し間をおいて何度も繰り返し行われたり、生じることです。
「屡」は「動詞の上に付き、動作・作用が何度も繰り返し行われるとを表し、「しばたたく」「しば立つ」などと使われます。
「しばしば」で同じ言葉を繰り返して動作が繰り返し行われることを強調しています。
「しばしば」の使い方
「しばしば」は副詞として「しばしば起きる」「しばしば見かける」などと使われます。
基本的に、同じことが何度も繰り返される様子で、日常会話よりも文語的に使われることが多い表現です。
「しばしば」の例文
・『同じ様な大食い番組をしばしば見かける』
「ときどき」とは?
「ときどき」は「時々」と書き、意味は以下の通りです。
1つ目は「少し時間を置いて繰り返される事柄」という意味で、あることが、時間を置いて何度も行われる様子のことです。
2つ目は「まれであること」という意味で、いつとは分からないけれども、間隔を置いて生じることです。
上記に共通するのは「たまにある」という意味です。
「ときどき」の使い方
「ときどき」は副詞として「ときどき見る」「ときどき起きる」「晴れときどき曇り」などと使われます。
基本的に、あることが少し時間を置いて繰り返されることで、「しばしば」よりも間隔が開いている様子に使われます。
「ときどき」の例文
・『ときどき無性に甘いものが食べたくなる』
「たびたび」とは?
「たびたび」は「度々」と書きます。
意味は「同じことが何度も繰り返し行われる様子」で、あまり間を置かずに同じことが何度も起きる様子のことです。
「度」は「ど」とも読み「何かが行われる折」「回数・度数」「いつもその時」という意味、「度々」と繰り返すことで「回数・度数」を強調しています。
「たびたび」の使い方
「たびたび」は副詞として「たびたび起きる」「たびたび見かける」「たびたび言う」などと使われます。
基本的に、同じことが何度も繰り返される様子のことで、日常会話でよく使われるカジュアルな表現です。
「たびたび」の例文
・『彼には度々注意しているが、効果がない』
「しばしば」と「ときどき」と「たびたび」の違い
「しばしば」は「同じことが何度も繰り返される様子で、日常会話よりも文語的に使われることが多い表現」という意味です。
「ときどき」は「あることが少し時間を置いて繰り返されること、間隔がより開いている様子」という意味です。
「たびたび」は「同じことが何度も繰り返される様子のことで、日常会話でよく使われるカジュアルな表現」という意味です。
まとめ
今回は「しばしば」と「ときどき」と「たびたび」について紹介しました。
「しばしば」は「何度も起きることの文語的表現」、「ときどき」は「間隔を置いて繰り返されること」、「たびたび」は「何度も起きることのカジュアルな表現」と覚えておきましょう。