この記事では、「エリート」と「インテリ」と「天才」の違いを分かりやすく説明していきます。
「エリート」とは?
「エリート」はフランス語由来の言葉が日本語化したもので、意味は以下の通りです。
1つ目は「社会の中で優秀として選ばれた人たちのこと」という意味で、会社や組織などで指導的・支配的な役割を持つ層のことです。
2つ目は「会社や組織で出世コースにあり、一目置かれる存在」という意味で、有名大学を卒業して一流企業に入社して、順調に出世コースを歩んでいる高所得者のことです。
上記に共通するのは「選ばれた存在」という意味です。
「エリート」の使い方
「エリート」は名詞・形容動詞として「エリートだ・である」「エリート社員」「エリート志向」などと使われます。
基本的に、日常で使われる場合、高学歴で一流企業に入り、出世コースを歩んでいる人に使われる言葉です。
「エリート」の例文
・『彼は東大卒で本社国際営業部のエリートだ』
「インテリ」とは?
「インテリ」の意味は以下の通りです。
1つ目は「19世紀の帝政ロシアで使われていた知識階級のことで、自由主義を持つ知識人の集団のこと」という元の意味です。
「インテリ」は「インテリゲンチャ」の略ですが、英語では「intelligentsia」になります。
2つ目は上記から転じて「知識や学問、教養のある人」という意味で、大学を卒業していたり、学問好きな人のことです。
上記に共通するのは「知識・教養がある」という意味です。
「インテリ」の使い方
「インテリ」は名詞・形容動詞として「インテリだ・である」「インテリ芸人」などと使われたり、形容詞として「インテリな人」などと使われます。
基本的に、日常で使う場合、六大学卒の人や、知識・教養のある人に使われる言葉です。
「インテリ」の例文
・『彼は大学院まで卒業しているインテリだ』
「天才」とは?
「天才」は「てんさい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「生まれつき備わっている、努力では達しない程のずば抜けた才能」という意味で、普通の人が努力しても至らないほど高い才能を生まれながらにして持っていることです。
2つ目は転じて「並外れた能力を持つ人に対する俗称」という意味で、素晴らしい能力を持つ人に対するほめ言葉として使います。
上記に共通するのは「並外れた才能」という意味です。
「天才」の使い方
「天才」は名詞・形容動詞として「天才だ・である」「天才肌」「天才少年」などと使われます。
基本的に、人が努力してもそこまで至らない程高い才能を持つ人や、一般的に素晴らしい能力を持つ人に対してほめ言葉として使われる言葉です。
「天才」の例文
・『彼は幼少期から天才ピアニストと言われている』
「エリート」と「インテリ」と「天才」の違い
「エリート」は「高学歴で一流企業に入り、出世コースを歩んでいる人」という意味です。
「インテリ」は「六大学卒の人」「知識・教養のある人」という意味です。
「天才」は「人が努力してもそこまで至らない程高い才能を持つ人」「一般的に素晴らしい能力を持つ人に対するほめ言葉」という意味です。
まとめ
今回は「エリート」と「インテリ」と「天才」について紹介しました。
「エリート」は「出世コースにいる人」、「インテリ」は「知識・教養のある人」、「天才」は「ずば抜けた才能を持つ人」と覚えておきましょう。