知らせを表す言葉に「快報」や「吉報」、あるいは「一報」などがあります。
この記事では、「快報」と「吉報」と「一報」の違いを分かりやすく説明していきます。
「快報」とは?
「快報」とは、喜ばしい知らせのことを言います。
「快報」を用いた例文を挙げてみます。
『思ってもみなかった快報に喜びを隠しきれません』、『この快報を一刻も早く伝えたいです』、『優勝という快報の喜びに浸っています』「快報」の類似語は、「朗報」、「良い知らせ」、あるいは「嬉しい便り」などが挙げられます。
「吉報」とは?
「吉報」とは、めでたい知らせのことを言います。
「吉報」を使った例文をご紹介します。
『娘から第一志望の高校に合格したとの吉報があったので、今夜はごちそうでお祝いしたいと思います』、『思いがけない吉報を聞き、まだ信じられない気持ちでいっぱいです』、『この幸運のお守りが、私に吉報をもたらしてくれた』「吉報」の類語としては、「良い便り」、「嬉しい知らせ」、「グッドニュース」、または「福音」などです。
「一報」とは?
「一報」とは、第一報、または、ちょっと知らせることを言います。
「一報」が使われている例文を見てみましょう。
『まずはご一報申し上げます』、『ご一報いただけると幸いです』、『結果が分かり次第、家族に一報を入れておきます』「一報」と似たような言葉としては、「速報」、「急ぎの報告」、「急告」、他にも「号外」などがあります。
「快報」と「吉報」と「一報」の違い
「快報」とは、喜ばしい知らせのことです。
「吉報」は、めでたい知らせのことを言います。
「一報」は、一度、簡単に知らせることを意味します。
「快報」は、心から嬉しい、または良かったと思うような知らせのことですが、「吉報」は、お祝い事などのめでたい知らせのことを意味しています。
どちらも嬉しい知らせに対して使いますが、その意味合いが違っています。
また、「一報」は、早く簡単に知らせると言う意味があり、嬉しい知らせだけではなく、あらゆることに対して使用することができます。
まとめ
「快報」や「吉報」と並んでよく使われる言葉に、「朗報」があります。
「朗報」は、心が明るくなる知らせのことを言います。
「朗報」は未来が明るくなるような知らせのことで、「快報」や「吉報」とは、少し意味合いが違ってきます。
いずれにしても、良い知らせは嬉しいものですし、知らされた方も幸せのおすそ分けをしてもらえたようで、嬉しい気持ちになれます。
ニュースで報道される内容の多くは、このような良い知らせではないかもしれません。
ですが、世の中にはその喜びの大小に関係なく、良い知らせがたくさんあります。
「恩送り」という言葉がありますが、これは自分がある人から受けた恩を、別の人に送ることを意味します。
このような幸せのおすそ分けが、人々を通じて続いていけば、多くの人が良い知らせを得られますし、嬉しい気持ちも増えていくことでしょう。
